進行方向は目的地への最短ルートではない:見落とされがちな学びのパス

学ぶということは、まるで山登りみたいです。

最短ルートを選んで
直線的に山頂を目指す!というのが
一般的な考え方かもしれません。

でも、果たしてそれが最も効果的なのか?
といえば山の道は千差万別。

進行方向は必ずしも
目的地への最短ルートではありません。

目次

進行方向の誤解

新しいスキルを学ぶとき、僕たちはしばしば直進を選びます。しかし、これは一見理にかなっているように見えて、思い込みにすぎないことがあります。

誤解1:一つのスキルを完全に習得することで、次のスキルを習得できる。
誤解2:一つのスキルが他のスキルへの前提となる。

例えば、僕はパソコン教室のインストラクターですが、生徒さんから意外に思われることがあります。それが、算数がメチャクチャ苦手だということ😂。

「え〜!先生は算数(数学)得意だと思ってました!」

って言われるんですけど、小学時代の夏休みはいつも計算ドリルの答えを写してましたし、高校時代は数学で赤点取ってました😂

おそらく「パソコン=理系」という思考が算数の延長線上にパソコン技能があると「誤解」させているんでしょう。

具体的な例:タイピングの技術

そんなわけで、職業柄タイピングを教えていたりします。いわゆるタッチタイピング(ブラインドタッチ)というやつです。タイピングの習得は「モーターラーニング」、つまり身体を使った学習の一部です。

ここで、モーターラーニングについて少し触れてみましょう。「モーターラーニング」とは何でしょうか?この言葉は、私たちの身体の動きや動作スキルを習得する過程を指す学問の一部です。例えば、自転車の乗り方を覚えたり、楽器を弾いたり、新しいスポーツを始めたりするときには、モーターラーニングが必要となります。それぞれの動作は特有の「感覚」を必要とします。つまり、理論的な知識だけでなく、身体がその動作を「覚える」ことが重要なのです。

詳しくは電子書籍「マインドフルネスタイピング」を読んで欲しいのですが、僕が提唱するタッチタイピングの技術に「同時押し」と呼んでいるものがあります。逆に「順押し」と呼んでいる方法で学んでいる人が一般的には多いです。

「同時押し」は、ひらがなの1音節を構成する文字を「指の形」で覚えます。例えば、「きゃ」ならば、K(右手中指)、Y(右手人差し指)、A(左手小指)の位置に指を配置し、ほぼ時差なく打鍵する方法です。

先にも書いたように、初めてタイピングを学ぶ人は「順押し」から始めることが一般的です。しかし、実は「同時押し」は「順押し」の発展形ではなく、全く別の技術です。

一方、「順押し」は、ひらがなの音節文字を一文字ずつキーを押して入力する方法です。K→Y→A という風に。ピアノの和音のような感じでしょうか?(ピアノは習ったことないですけど…)

「順押し」が比較的「思考」に依存しやすいのに対して、「同時押し」は体が形を覚えるという無意識の力を最大限に使う方式です。

違う方向からの学習:類似の例

スポーツでも、直進的な学習が必ずしも最善の道でない例はたくさんあります。

  • スキーとスノーボード
  • クラシックギターとエレクトリックギター

などがありますが、スキーとスノーボードの例がわかりやすいかと思います。どちらも雪上スポーツですが、スキーの方が雪の感覚を掴むのに学びやすい、と感じるかもしれません。

両足が分かれていますし、ストックもあるので、雪上で事故りにくいと考えるのも頷けます。ところが、スノーボードはスキーの延長線上にあるわけではありません。スノーボードだけを学んだ人と比べ、スキーで学んだ知識は障壁になる場合もあります。

学びの旅の可能性

僕がパソコン教室のインストラクターを始めた時、打鍵数は10分間およそ800文字でした。今は1100文字ぐらいあります。800文字というのは、ワープロ検定1級相当で「ここまでできればOK」だと思って、それ以上の努力はしませんでした。

そんな僕が殻を破ったきっかけは、YouTube を見ていたら小学生が10分間1600文字という驚異的なスピードで打鍵していたことでした。

「順押し」で指を素早く動かすことで、スピードを速くしようと思ったのですが、その動画を見た瞬間「それじゃ無理だ!」と閃いたのです。

こんな風に、あるスキルのより上位の場所にたどり着く方法は、今の延長線上にない!ということはよくあることです。山に登っていて、もっと高い場所に行きたいとします。ところが、今登っている山はその高さ(標高)がない場合がある、ということです。

視野を広げる:自分の学びの旅を見直す

もしもあなたが、より高い場所へ行きたいと思ったら

自分の学びの旅を再評価し、新たな方向を探索してみてください。先人となる先生や、経験者に聞いてみるのもいいと思います。

自分で勝手に延長線を描いて、無駄な努力をしている場合があります。自分の予測の範囲で動いていたら、未来の自分も、自分の予測の範囲を超える成長なんてできません。そのために、「師」がいるんです。

結論:旅の続き

今日は、「進行方向は必ずしも目的地への最短ルートではない」というお話をしました。

僕は「学びオタク」として、こんな風にちょっと違った視点で考えることが大好きです。

そんな僕が、あらゆる学びの最短ルートに選んだのが「楽読」という速読スクールでした。あらゆる学びの延長線の根っこに存在するのが「読む」というスキルです。

例えば、ロールプレイングゲーム(RPG)の「最初の街」に位置できるのが、その「読む」というスキルだと考えています。その理由は、ぜひ体験会で確かめてくださいね👇👇👇

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界を統合し、その力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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