もう何度書いたかわからないけど
「呪い」というのは二つの読み方がある
「呪(のろ)い」と「呪(まじな)い」
ちょうど、今日の読書会のテーマは
「思い込み」というのがキーワードだったので
このブログでも「思い込み」がどう
作られていくのか?という話をしたい。
「ジーニーが本当に魔法使いに見えたよ」
今朝の読書会に参加してくれた、ともえちゃんからもらった言葉がこれでした。
彼女はとにかくパソコンが苦手で、パソコンを触ったら壊してしまうんじゃないか?という「思い込み」の中に生きていたと。以前、YouTube への動画アップ方法を聞かれて教えてあげたことがあって、今回全く同じことを、一瞬できるかな?と思った後に「ジーニーに聞いてできたから大丈夫」って思ったそうなんです。
その時に思い出した言葉が「大丈夫、パソコンはそんな簡単に壊れないから」という僕の言葉で、「ジーニーが本当に魔法使いに見えたよ」という一言に繋がったのだそうです。
J.K.ローリングの魔法小説「ハリーポッター」。そのハリーの尊敬する大魔法使いダンブルドア校長の言葉にこんなのがある。
わしの率直な意見じゃが、言葉というのは尽きることのない魔法の源じゃ。人を傷つけもすれば癒やしもする力がある。
もうこの本を読んだのは10年以上前の話になりますが、「言葉は魔法」というのは今も自分の中に入っていて、普段使う言葉、かける言葉には気を配っているつもり。
大丈夫?という呪い
先日聞いた話に「ずっと親からかけられてきた『大丈夫?』という言葉がずっと足枷になっていて…」というものがある。
親の心配からかけていた言葉なんだな…とわかる。でも、「大丈夫」って言われた後の話がないんだそうです。具体的に、〇〇は確認した?とか△△は気にしてる?とかなくて「大丈夫?」とだけ聞かれる。
その足場、崩れるかもしれないからね
と言われて、根拠も何もないい感じ。自信を持ってその道を歩けるはずはない。今も、時折出てくる自分の脳内の「大丈夫?」という言葉を受け入れながら一歩ずつ前に進んでいるそうだ。
大丈夫だよ!という呪い
根拠なんてないけど、「大丈夫だよ!」という声がけをしたいと思ってる。
でも、あなた私のことそんなに知らないでしょ?
無責任なこと言わないでよ!
という脳内ワードが、「思い込み」に入っている人には、この「大丈夫だよ!」という言葉は逆効果になる。だから、僕なりの根拠を一緒にプレゼントするようにしているんだけど、その根拠は「大丈夫だと断言はできないけど、やらない理由はない」というブレーキが外れるところまでを与えられたらいいな、と思っている。
呪いを解く方法
「大丈夫?」って聞かれても不安になるし、「大丈夫だよ!」といわれても無責任なこと言わないでよ!と反発したくなるのが人間。メンドクサイですね😉
結局のところ「思い込み」っていうのは、「そう言われたら、大丈夫じゃないかも」や「無責任なこと言わないでよ」という「脳内で無意識に鳴る音」のことなんです。もうこれは、十中八九自動発動するようにできている。それは、いつの間にか誰かにかけられた「呪(のろ)い」の言葉なんです。
そして、そんな呪(のろ)いを解くには二つのポイントがある。
1. 自分にかけられた呪いを知るということ(内観)
2. 対抗魔法を唱えること(言葉のアップデート)
まずは、自分にかけられた呪いを知ること。どんな言葉が「脳内で無意識に鳴る音」として自分にインストールされているのか?を自分で気づくということが大切。
そして、その呪いに気づいたら、同じ時に「脳内で無意識に鳴る音」を別の音に書き換えていくこと。「ジーニーが本当に魔法使いに見えたよ」というのは、ともえちゃんの中で「パソコンが苦手」の音が書き換わったからなんです。それは「パソコンのことはジーニーに聞けば大丈夫」でもいいし、「習っているんだから大丈夫」でもいい。
まとめ
今日は「思い込み」による「呪(のろ)い」が人生を作っていること。そうやって無意識的に入れた「呪(のろ)い」を、意図的に入れ直す「呪(まじな)い」によって、「脳内で無意識に鳴る音」を書き換えることで好転させていく方法についてお伝えしました。
実は、これをより気づきやすい環境で実践できる場所があります。
それが、僕がインストラクターを務める速読スクール「楽読」です。
本を読む行為というのは、人生の初期の頃から積み上げてきた「思い込み」ででき上がっています。「楽読」では、その人その人が持っている「読む」に対して持っている「呪(のろ)い」を一つずつ、受講生さんと一緒に紐解いていくんです。
特に、大人の場合は「読む」にもっている「思い込み」の数もハンパじゃなく多い。だから子供向けの速読教室は多いのに、大人向けの速読教室は少ないんです。「呪(のろ)い」をはずさないと、あたらしい読み方は入らないから。
独学大全という本がある。この本の副読本には、13種類の「読む」が説明されている。
楽読を受講し始めた人が口々にいうのが「読めてない気がします」という言葉。ね、その「読める」は一体13種類のどの「読む」なんだと疑問になりませんか?そんなときに、上記の話をします。これによって「読む」に対してかけていた「呪(のろ)い」が溶けていくんです。
だから、「楽読」を学んだ人は「読む」だけじゃなくて、いろんなことに対する「固定観念」が解けて生きやすくなる人が多い。「気づき」を与えるインストラクターと、自分の「呪(のろ)い」を受け入れてくれる承認の空間、そして自分の言葉をアップデートするための大切な手法「読書」がくっついているからなんですね。
興味を持った方は、ぜひ一度体験で実感してみてください。👇👇👇
ギモンはここで聞いてみてね👇👇👇
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