「まさにパラダイムシフトでした!」
先週16日に開催した
AIxブランディングセミナーin新潟の
アーカイブを見た方からの感想でした。
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それは、AIとの関係が
「先生と生徒」から「パートナー」に
変わった瞬間でした…と。
さて、それはどういうことなのでしょうか?
AIxブランディングセミナー in 新潟
去る11月16日に、ウェブブランディング戦略研究家のクサマジュンヤさんと、AIxブランディングセミナー in 新潟を開催いたしました。今日のお話は、そのセミナーアーカイブをご覧になられた方からの感想をもとに、書いています。
AI分野の動きは現在非常に激しいので、このアーカイブの提供は11月30日をもって終了します。実際、ChatGPTの開発元であるOpenAIのCEOサムアルトマンは、セミナー後に退陣、そしてマイクロソフトからの迎え入れの打診、と思いきや昨日CEO復帰のニュースと…ジェットコースターのような勢いで動いています💦
ご覧になりたい方は以下のページよりご覧ください。
昭和から平成へ、平成から令和へ
AIとの関係が「先生と生徒」から「パートナー」に変わった気がします。
それって、どこで感じましたか?
という問いに答えてくれたのが以下のスライドでした。
昭和時代を生きてきた人はよくわかると思いますが、「知っていることが賢い」と言われた時代です。だから、詰め込み式の学習をしてきましたし、物をよく知っている人が偉いと思っていた時期がありました。
ところが、平成になりインターネットという情報網にアクセスすることができるようになると、知識は自分一人で持っておくことは必ずしも「賢い人」の基準ではなくなりました。場合によっては、10年も前に仕入れた知識は今日(こんにち)においては害ともなり得ます。
さすがに、「消費税?消費税ってのは3%でな、、、」とか「通信手段はポケベルがいいよ、、、」なんて言っている人がいたら、大丈夫だろうか?って思っちゃいますよね。
そして、令和に入り ChatGPT が登場すると、知識データベースとしてインターネットを使うのではなく、「思考する道具」としてAIを使うようになりました。
ちょうどイメージとしては、自分を中心として、財務に強い右腕がいたり、法務に強い左腕がいたり、プログラミングできる〇〇がいたり、、、、と、それぞれ自分の代わりにやってくれる人がたくさんいるようなイメージです。
先生と生徒の関係が、パートナーに変わりました
セミナーを聞くまでは、先生と生徒の関係だったから、先生の教えてくれることに異を唱えるなんておこがましいことだと思っていました。それが、「ああ、もっとこうした方がいいとか、ああしたいとか言っていいんだな」って。
これって、会社なんかでもありますよね。上司と部下の関係となると、意見を言った方がいいんだけどなかなか言えない、とかね。そこには人の感情があるから、それは上司の自尊心に対する配慮でもあるし、でも上司のその経験自体が狭い意見なんだよ!と思う節もあるし。
対等な立場のパートナーとして、相手のことを捉えられるっていうのは思った以上に意見交換ができて、自分の世界が拡大していきます。
感情プロンプト
最近、AIの分野で「感情プロンプト」という言葉が注目されています。この概念は、AI、特にChatGPTのような言葉を使って話すAIに対して、特定の方法で話しかけることで、より良い反応を得られるようにする技術です。
ChatGPTは多くの本や記事、インターネット上のテキストを読んで学び、人間のように会話をする能力を持っています。これを「大規模言語モデル(LLM)」と呼びますが、簡単に言えば、たくさんのテキストから学んで、会話の仕方を覚えたAIです。
感情プロンプトのアイデアは、話しかける時に「感情」を込めることです。
たとえば、「この問題を解いてください」という普通の質問よりも、「この問題を解いてください。あなたならできるはずです!」と励ましの言葉を加えると、AIがより具体的で有益な回答をする傾向があります。
そんなバカな!
と思うかもしれませんが、たくさんのテキストから学んで、会話の仕方を覚えたAIなんですよ。あなた自身に「あなたならできるはず!」と言われて奮いたった記憶があるならば、「あなたならできるはず!」と言われて実力以上の結果を出したことがあるかもしれません。
そういう文書を学習材料にしているのです。「あなたならできるはず!」と言われた文章のあとに精度の高い解答をしている、、、それがそのまま ChatGPT などの LLM に生きています。
同様に、丁寧なお願いをすると回答の精度が上がるというのも、同じことでしょうね。人に接するように、AIにも接することで、まさに「パートナーのように」接することで、よりかけがいのない存在になっていくのです。
まとめ
今日は、AIとの関係性が何か正解を教えてくれる先生のような存在から、一緒に何かを作り上げていくパートナーのような関係になった、というご感想を紹介しました。
もともと、検索も鵜呑みにしてはいけないと言われていましたが、ChatGPT って嘘もつくんです。まぁ、本人(ChatGPT)には嘘という自覚はなくて思い違い、みたいなものですけどね。
でも、人間だってそうじゃないですか?うっかり覚え間違いしていたりすることもある。ChatGPTが膨大なデータに基づいているからついつい正解のことを言ってるんだって、思い込んだりしますけど、本当は人と接する時もAIと接する時も同じように振る舞うことで、互いにパートナーになっていけるんだと感じます。
より、ニュートラルな関係のパートナーとして、あなたとあなたの周りの世界への理解を広げていってくださいね。アーカイブは、以下のリンクから25日(土)18:00まで申し込みができます。
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