ChatGPT 使ってますか?
そろそろ「ChatGPTってこんなもんだよね」
と「わかった気」になっているのが
世の中だと思います。
実際に6月には常に伸び続けていた
ChatGPT のアクセス数の伸び率が
マイナスになったそうです。
でも、7月有料版に追加された
新機能「コードインタープリタ」が
ヤバいとのウワサ!
今日は、技術的な要素を可能な限り
省きながら、なぜこの技術がヤバいのか?
をお伝えします。
ChatGPT コードインタープリタ(Code Interpreter)とは何か?
7月7日に ChatGPT に追加された新機能。
このツールは、自然言語(話し言葉)でやりたいことをお願いすると、勝手にプログラムを書いて実行して結果を得ることができる。つまり、プログラミング知識がなくても、自分の思うがままにコンピュータに命令を出すことが可能になるのです。
「いや、プログラムなんて私には関係ないし、よくわからないし」
という人も、実は脳内でプログラムを組み立ててそれを実行してるんだ、と言われたらどう思うでしょうか?
あなたも頭の中でプログラムを実行している
今日の晩御飯に麻婆豆腐を作ろうと思ったあなたは、すでにいくつかのプログラムを脳内で書いて実行している。
1. 冷蔵庫の食材を調べ
2. 足りない食材をリストアップ
3. リストアップした食材をどこで購入するのがよいか判断
4. 店舗までの移動手段を判断・決定
5. 食材購入先となる店舗までのルートを決定
6. …
この1手順1手順が実はプログラムなのだ。
コンピュータは厳密でなければ動けない
最初の冷蔵庫の食材を調べることだって、冷蔵庫のドアの開け方、手を使って冷蔵庫ドアを押すのか、引くのか、野菜室なのか、冷蔵室なのか?左上から順に見るのか?あたりをつけて「この辺り」という場所を確認に行くのか?
そんなところまで、自分に対して指示なんてしないでしょ?
もしも、初めて料理を作ろうと思った小学生に対してならば、そんなことから教えないといけないかもしれない。
これまでのコンピューターは「やりたい」ことの、実現方法、手段まで明確に教えないと動けなかったんです。ところが、ChatGPT コードインタープリタが公開されたことで、この超メンドクサイゲームの世界に革命が起きた。
コンピュータに対しても「やり方は君に任せるよ」ができるようになった。
厳密さを曖昧さで作れる人類史初のゲームチェンジ
「行動」には実は厳密さが必要です。どこかに外出する時にも、どういう手段でどういうルートで、を決めないと動けない。
ここで、やり方がわからなかったりすると、僕らの「行動」は止まる。
この「やりたいこと」と「実現方法」の組み合わせが、人間の場合は「経験」だったり「学習」によって補うということ。
この高度な「やりたいこと」を「実現方法」に変換する頭の働きを、「やりたいこと」を言うだけで勝手にやってくれるのが ChatGPT コードインタープリタなのだ。
「やりたい」だけじゃダメだよ。努力しなきゃ。
そう言われるのがこれまでの時代だった。でも、今世界のゲームルールが変わろうとしている。
「やりたい」っていう想いだけでいいんだよ、それが一番大切なんだよ!
そんな曖昧さによって、コンピュータの能力を味方につけられる初めての時代が来たんです。
まとめ:「どうやるか?」よりも「やりたい!」に集中する時代が来た
最近 AI でアートを作っています。厳密には作らせています、描かせています。ですが。
下のような画像が、ほんの1分未満で出来上がってきたりします。
黒い縦線があるでしょ?今回、横長の1枚の画像を別々の画像に分けたかったんです。
いままでならば、横の幅が 1200あるから、中央部分を 600 取って…
と指示をしなくてはなりませんでした。
それが「中央から半分とって!」みたいなお願いができるようになったんです。
優れた部下や、気心の知れた人に「適当にやっておいて」ってお願いすることがあると思うんです。もう、その「適当にやっておいて」でやってもらえる社会が、やってきたんだなって思います。
ChatGPT なんて、こんなものでしょ?
そう思っているみなさんに、その先を見て欲しいなって思っています。
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