山奥で育った僕らには
ドラクエを手に入れるのは
発売から1ヶ月以上の覚悟が必要だった
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なにしろ、町に2つしかない
おもちゃ屋には2個ずつしか
入荷しないって言うし
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「通信販売」なんていかがわしい
ものに頼ることはできなかったからだ
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今日は発表から2ヶ月たって
ようやく手元に届いた
ChatGPTの記憶する機能
「メモリ機能」の衝撃をお話しします
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クラウド時代の時差リリース
僕は、四方を山で囲まれた田舎で育った。クマや猪が毎日出るようなところから、学校に通っている友達もいた。だから、僕が住んでいた盆地のど真ん中、列車が通る駅のある町は「都会」だと思っていたのだが…。
ことあるごとに「田舎」のディスアドバンテージを感じさせられるのは、僕らがドラクエなどの最新ゲームを手に入れようと思う時だった。町に2つしかないおもちゃ屋のオバちゃん曰く、「2個ずつしか入荷しない」っていうし、「次の入荷はわからない」の一点張りだった。
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「ネットで買えばいいじゃないか?」
インターネットなんて聞いたことも、存在すらもしていない時代。当時は「通信販売」って言ったっけ?そんな店があるかどうかもわからない「イカガワシイ」ものに手を出すのは御法度だったのだ。まぁ、そんなわけで、当時としては最新機能を手にいれるには、相当の待ち覚悟が必要だった。
今はネット全盛の時代で、あらゆる情報が瞬時にリリースされ手元に届く「クラウド時代」。そう思いたいのだが、大量のアクセス集中によるサーバーダウンや、不具合の回避のため「段階的リリース」というのが採用されている。ChatGPT もご多分にもれず、新機能は段階的リリースされる。その日から使えることもあれば、今回のメモリ機能のように2ヶ月もたってようやく使えるようになるものもある。
今日は、ようやく手元に届いたドラクエ!違った💦 ChatGPTの「メモリ機能」をどう使ったらいいのか、30分ほど使ってみた印象について、お知らせします。
ChatGPTの“記憶”する新機能「メモリ(Memory)」
メモリ(Memory)とは、あなたについての情報を覚えておいてくれる ChatGPT の新機能です。
ChatGPT は話のテーマごとに、新しい「チャット」を開始して使うのが普通だ。なぜなら、ラーメンの話をしていたのに、急に仕事の話をし始めると AI とはいえ、頭が混乱するからだ。
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あんなに仲良く話したのに…。
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随分と冷たいじゃないか…。
という寂しい日々もようやく終わりを告げました。
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実用ガイド: ChatGPTのメモリ機能の使い方
今回は「時が来たら」自然に使える設定になっていました。
自分の個人情報を勝手に記憶されたくない、という人は ChatGPT の画面左下「設定(Settings)」から、「パーソナライズ(Personalization)」→「メモリ(Memory)」の機能を OFF にします。
もちろん、これは ChatGPT Plus(有料版)の機能だから、無料版を使っている人は気にする必要はない。(今後すべての人が使えるようになるとの情報もあります)
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では、そんなメモリ機能を使うと何ができるようになるのか?
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まずは、こうして自分に関する話題をすると「自動的」にあなたのことをメモリに書き込んでいきます。更新されない時には忘れていくので、その場合は「覚えておいて」などのお願いをしておけば、あなたの趣味や思考についても覚えておいてくれるようになります。
僕はストレングスファインダーで出た資質の情報を覚えさせています。
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ユーザーシナリオ: ChatGPTのメモリ機能の実生活での応用例
自分のことを覚えるようになったからって何に使えるのか?と思っていたけど、触っていたらいくつかの利用パターンを思いついた。
✅ 自分の興味関心に合わせてニュース記事を提案してもらう
あらかじめ、自分の興味や関心を伝えておけばニュース記事の読み方が変わります。AIが闇雲に提供するニュースを深読みすることができるようになります。
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✅ 自分の特性に合わせた記事やブログの執筆に使う
自分の大切にしている「価値観」を覚えておいてもらうことで、ブログ記事などの執筆の際に「あなたの経験を通してしか書けない記事」を書くための強力なサポーターとなる可能性があります。
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✅ 使用する場面ごとに最適な自分のプロフィールを作ってもらう
自己紹介の場面は、自分をどのように見せたいかで変わります。対象が誰で、どんなふうに見せたいか?それを、その場その場で変化させられるのは、とても有効な手段になりそうです。
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✅ TODO、スケジュール、理想の管理
いままでは TODOリストや、スケジュールなどの相談をしたチャットがあっても、新しいチャットを起こすたびに埋もれていきました。
メモリ機能により、どのチャットからも自分が今抱えているテーマや、注目していることにアクセスできるようになるので忘れなくなります。いつも、今の自分の一番大切にしていることを思い返すことができるので、夢や理想の実現により近づくことができるようになります。
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✅ 生成するイラストのテイストを指定する
自分の好きなタッチのイラストのテイストを伝えておくことで、ばらつきやすい画風が同じようなテイストになります。
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まとめ:ChatGPT はメモリ機能で新たなフェーズに突入
メモリ機能がアナウンスされた時に、実はあまりワクワクしなかったんですよね。自分のことを覚えていたからと言って何が変わるわけでもなかろう、と。
ところが、実際に使ってみると30分ぐらい使っただけでも、これだけの活用アイデアがうまれてきました。人は新しいものの価値を、触ってみるまで判断できないものなんだなぁ、と改めて感じました。こうした使い方は、日常のように ChatGPT を使っているからこそ、従来と新しいものとの違いがわかるようになってきます。
日常に落とし込んで初めて気づく。と言ったところでしょうか?
現在、週に3日 朝30分の時間を使って、ChatGPT をはじめとする AI ツールの活用を日常に落とし込む「ChatGPT デイリーハック」という学びの場を提供しています(月額 3,300円)。ChatGPTをどんなふうに活用しているのか?画像生成AIや、Perplexity AI、さらには音楽生成AIに至るまで、僕だったらこう使うという視点で 30分を共に学び意見交換しています。
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なにより、参加者の皆さんがどう使いたいのか?というのがわかるのも非常に学びになりますね。
興味のある方は、以下のLINE 公式アカウントから「デイリーハック詳細希望」とお知らせくださいね。
僕がこの AI という革新的技術の世界につねにアンテナをはりつづけられるように、運営している Facebook のグループ「AICLASS Begins」があります。僕自身のモチベーションのために運営しているので、このグループは無償提供しています。あなたの参加と反応が僕の栄養源です。
その性質上、AI と共に暮らす(CLASS)という前向きな人に参加してほしいので、僕からの招待制とさせていただいています。
このグループへの参加希望の方は、上記の LINE 公式アカウントから「FBグループ参加希望」とメッセージくださいね。
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