古来より日本人は
見えないけどもあるものとして
魂や縁(えん)といった概念を
大切にしてきました。
今回、あるご縁によって、
尊敬する作家 喜多川泰さんと
全国からこの人に会いたくて人が集まる
伊丹の本屋ブックランドフレンズの
こんぶ店長こと河田秀人さんの
対談のファシリテーターを
させていただくことになりました。
今日は、その見えない「縁」を
言語化してみます。
意識的に「縁」のパワーを
使いこなせるようになる
かもしれませんよ。
「縁」は人と本(言葉)の間で起きる
これが、4年間の速読講師経験の中で得た感覚です。今年の4月に速読講師人生を終えましたので、私が無理に本を薦める必要はないという、損得勘定なしでここからの話を読んでいただければと思います。
「縁」とは不思議なもので、本をよく読む人はこの「縁」を感じやすくなるようです。
今回、とあるご縁から、大好きな作家 喜多川泰さんと、全国から店長に会いたくて人が集まる伊丹の本屋ブックランドフレンズのこんぶ店長こと河田秀人さんの対談のファシリテーターをさせていただくことになりました。
ジーニー!来年、喜多川さんとこんぶ店長のコラボ講演会で、二人の対談をしたいの!そのファシリをジーニーにおねがいできないかなぁ〜✨
昨年(2023年)の9月頃、僕が毎週土曜日の朝5:00〜開催している読書会。講演会友だちのともえちゃんから、こんな相談を受けました。
「めちゃくちゃ嬉しいご提案だけど、それは僕でいいのかい?」と確認。
「ジーニー以外に、できる人はいないんだよ!」と嬉しいお誘い。
これを、主催のともえちゃんは、忖度なしに言う。その人の得意なこと、やる気スイッチを絶妙に押しまくるのだ。だからこれだけの人が集まる。
しかも、今回の講演会は150席の会場がなんと3日間で完売した。ともえマジックである。
作家 喜多川泰さんとの出会い
今回の講演会は「『福』に憑かれた男」という一冊の本がテーマになっています。こんぶ店長は、この本の主人公のモデルになった方として、喜多川泰さんの作品好きなみなさんの間では、有名な店長さんなのです。
奇しくも、僕が喜多川泰さんの作品に興味を持ったのは「『福』に憑かれた男」を 2020年に、ヨガインストラクターのミカちゃんから紹介してもらったからなのです。
小説なんて時間の無駄、そう思っていた僕に「小説」を読む機会が(半ば強制的にw)訪れました。
ビジネス書や自己啓発本ならば「これをやるといいよ」ということが、章立ててハッキリと書いてあるし、この本を読んだら〇〇が得られる(例:週〇〇時間を削減する時短術)というのがわかるじゃないですか?ところが、小説は違う。何が得られるかわからないし、何も得られないかもしれない。
ようやく本を読めるようになってきた頃。本を読むエネルギー、その一冊を小説にあてるというのは、時間的リスクが大きいと感じました。
それでも、ミカちゃんは「喜多川泰さんの本は、その中で大切な何かに気づける」のだという。そこで、そんな彼女のおすすめならば…とこの本を読んだのです。
そこからは、この本は僕の知っている小説とは何かが違う…と作家 喜多川泰さんか気になりはじめ、既刊の18冊を約1年の間にすべて読んだのです。(その後2冊発行され、現在は20冊すべて読みました。)
「縁」も「言葉」も「紡ぐ」ものである
不思議ですよね、始まりの本が、ここで一つの結びを見ました。
ㅤㅤ
✅人からのご縁によって、本を読むようになりました(鴨頭嘉人さん)
✅本を読むようになったら、小説を人から薦められました(ミカちゃん)
✅薦められた小説を読んだら、もっとその作者の本を読みたくなりました(喜多川泰さん)
✅考え方と感情を伴うストーリーの力で、この世界の見方が変わりました
✅いままで興味がなかった世界にも興味が湧きました
✅沸いた興味の世界を通して、新しい人々と会いました(講演会友だち)
✅そんな人たちと、一緒に学び続けた読書会の場でファシリを依頼されました(ともえちゃん)
✅読書会で、さまざまな人がさまざまな思いで本を読んでいることがわかりました
✅すると「違い」が認められるようになりました
✅一見意味のないことにも意味を見出せるようになりました、それがストーリーの力でした
✅偶然を偶然と思えなくする、ストーリーを紡ぐことができるようになりました
>>> 人は、これを「縁」と呼びます <<<
僕が主催する読書会では、あまり本を読みません。むしろ、自分のココロに響いた場所はどこ?という話から、その人が持っている、エピソードを話したり、感じたことを話す会なのです。
実は、この時間は自分の中でも、うまく言語化できないことを言語化する時間でもあります。僕自身にも、まだまだ自分の中でうまく言語化できない想いが沢山あります。それを一つ一つ、時間がかかってもいいから言語化していくのです。
大丈夫、ここには言語化を急かす人はいません。むしろ、その言語化したい想いって、○○ってこと?と深掘りしたい人たちの集まる場所なのです。まさに、「言葉を紡ぐ」場所と、それを手伝う小人たち。(こびとのくつやのイメージですね。)
それが、今回のファシリテーターをさせていただくという「ご縁」を紡ぎあげました。
ともえちゃんにとっても、その言葉を紡ぐ感覚が心地よいと感じてもらえた結果、ファシリテーターの大役を頂けたのかな?と想像しております。
偶然を必然に:一見意味のないことに意味を見出せる力が「縁」
この世界には、毎秒毎秒とてつもない数の偶然とも必然とも呼べるチャンスがおきています。
あなたが、3泊4日の予定で海外旅行に行ったとします。とある場所で、ある一人の日本人に出会ったとしましょう。少し話をしてみると、どうやらその人は、あなたが昔住んでいたことのある「長野」から旅に来ているようです。
「長野」のどちらですか?と尋ねると、どうやらそこは「あなたが昔住んでいた場所から 200m ぐらい離れた場所」で、当時の記憶がその人との会話でよみがえってきます。
あなたは、この人になにか「縁」を感じませんか?
たった3泊4日の旅行で、たまたま赴いた場所にいた同郷の「日本人」、それがなんと「あなたが昔住んでいた長野の、しかも当時住んでいた場所のすぐ近く」から来ているのだという。
「日本人」「長野」「知った地名」
これらが「縁」を紡いでいく感覚が分かるでしょうか?
最近、僕は不思議な体験をします。現役の速読講師時代から比べると圧倒的に読書量が減りました。ですが、なぜか最近読む本は、読まされているのだ、と感じます。
なぜならば、その本を読んだ2~3日後には、かならずこの本で読んだエピソードを伝えたい人に出会ったりするからです。そのたびにこう思います。
あぁ、この人に会うために僕はあの本を読まされたんだな…
不思議でしょ?でも、全然不思議ではないのです。一冊の本は約10万文字。それだけのあなたが反応できる、単語やセリフ、言い回しが、あなたの中にはインストールされたのです。
人は、言葉で思考します。言葉に反応します。
特に小説では、話し言葉をもってあなたの心に訴えかける、強い言葉を持っています。
そこに、僕たちはご縁を感じます。
本をよく読む人が、「縁」を感じやすくなり、このご縁を大切にしたいと思う確率が上がるのは決して不思議なことではありません。
え~!ちょうど、その話と同じことを2~3日前に○○って言う本で偶然読んだ!これってチャンスかもしれない。
そう思ったとき、人は行動します。「ご縁」に導かれていると思って。それが、偶然を必然にする力。一見意味のないことに意味を見出せる力が「縁」のすごさなのです。
ストーリー=ご縁を紡ぐ力
作家 喜多川泰さんが、この5月に作家 森沢明夫さんとのコラボ講演会で語ったことがあります。
物語にしかできないことがある。
というストーリーを描く。それによって、僕たちは困難を乗り越える力を手にすることができる。これは、喜多川泰さんの「手紙屋」に出てくるエピソードです。
人間には、この想像力があります。そして、この想像力は「ご縁」を創造していきます。
頭の中で、今のあなたの状況と、小説の場面が一致する瞬間を僕たちは度々見かけます。その瞬間に、困難はチャンスに見えたりする(ようになった)のです。
作家でなくとも、あなたが大好きなストーリーを思い出す瞬間、ご縁は確実に紡がれていくのです。
まとめ
今回の喜多川泰さんとこんぶ店長のファシリテーターを終えて、スタッフの皆さんからねぎらいの声をたくさんいただきました。僕としては○○点の出来…でしたけど💦
対談の冒頭で、僕は3つの物を繋ぎながら話をスタートしました。
✅こんぶ店長から配られた「本心はどこに」という話と、喜多川さんが語った「中の世界が変われば外の世界が変わる」という話
✅当日の物販で購入した「ライフトラベラー」の内容と、喜多川さんの話「自分がこれが得られると分かっているものしかやらないという選択をつづけていたらどうやって、予想以上の成果をえることができるのだ?」という話。
✅この講演会のテーマとなった『「福」に憑かれた男』、は見えない世界の話を「あるかどうかしらないけれど」想像することにより、人の行動が変わることを伝えている。実は僕のパソコン教室という世界も、見えないことを想像できる人の習得力は高い。お二人は、見えない世界をどのように想像しているのか?
これが、聴いてくださって皆さんには、「ジーニー大役控えていたのに、喜多川さんの話しっかりと聞けていたんですね!」や、「伏線を回収しているみたいですごかったです」とお声がけいただきました。
すっごい嬉しかったです。
その昔、僕は話を広げたり、つなげたりする力に乏しいと思っていましたから。いつの間にか、読書会や、このブログや、みなさんと話すうちに、息をするように事象と事象をつなげる力が身についていたのだと感じました。上記のような関連は、勝手に思いつくのです。
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この度は、本当に貴重な機会を頂けました。この講演会にたどり着くまでに出会ってくれた、すべての人、すべての本に感謝しております。
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