不完全さこその完全さが好きだ
言ってみれば「できない」からこそ
「いい!」という状態
音声読み上げは
オーディブルではなく
アレクサのAI読み上げだから
イイのである
なぜならば最強の
脳トレツールなのだから
今日は僕の変態的なまでの
AI読み上げへのこだわりを
お話ししたい
聴覚を使った新しい読書体験
耳の可処分時間、という言葉を聞いたことがあるだろうか?
これは、主にオーディオコンテンツ(例えば、ポッドキャスト、オーディオブック、音楽など)を聴くために自由に使える時間を指します。ほら、耳って結構空いてるじゃないですか?スマホを見ながら歩くのは危ないけど、スマホを聴きながら歩くことはできますよね。これは、歩行中には「耳の可処分時間がある」ということになります。
この概念は、特にデジタルメディアやオーディオコンテンツの普及に伴い注目されるようになりました。僕がこの言葉を最初に聞いたのは、音声プラットフォーム Voicy の緒方さんの本「ボイステック革命」を呼んだ時だったと思う。
ただ、これまではこうした音声コンテンツは事前に作ることが必要でした。たとえば、学生さんの英単語学習音声は、教材の作成会社が作って販売していましたし、音楽もそうです。ラジオはギリギリリアルタイムで作成されるコンテンツになりますが、通常は事前に作られることが前提になります。
この世界に変化をもたらしたのが、AI による文字の音声読み上げ機能です。
これによって、電子化された書籍をAIによって読み上げることができるようになりました。読み上げに対してはオーディブルを選択している人を見かけますが、こちらはプロのナレーターによる読み上げデータを事前に作る、という話になります。
僕としては断然 ALEXA(アレクサ) による AI 読み上げがオススメです。その理由としては主に7つです。
1. 耳の可処分時間を最大限活用する(オーディブル共用)
2. 倍速読み上げで脳処理速度を劇的に向上(オーディブル共用)
3. 無限のコンテンツにアクセスできる
4. 後で読み返せる電子書籍の強み
5. AI読み上げミスで脳内修正力を鍛えることができる
6. Kindleページの境目で単語予測トレーニングができる
7. オーディブルよりもリーズナブルで高付加価値
それでは、一つずつ説明していきますね。
Kindle + Alexa だからできる究極の脳トレ体験
1. 耳の可処分時間を最大限活用する(オーディブル共用)
まず、先ほども述べた音声読書のメリットとして、耳の可処分時間を有効に活用できることです。これは、オーディブルでも同じことです。
耳というのは、自分の外の世界からのインプットの方法として目よりも空きやすい傾向があります。動画は映像を見なくてはいけないので、目と耳の両方を使ってしまう贅沢なメディアなのに対して、音声は耳だけをつかうことができるので何かをやりながらインプットすることができます。
2. 倍速読み上げで脳処理速度を劇的に向上(オーディブル共用)
読み上げスピードは最高2倍まで引き上げることができます。こちらも、オーディブルでも同じようにスピードアップできます。オーディブルアプリでは最大3.5倍まで引き上げることができるそうなので、こちらはオーディブルの方に分がありますね。
脳内で鳴る音声のスピードは、そのままあなたの思考のスピードになります。最初は二倍速の音声は速いと感じるかもしれませんが、やがて二倍速のスピードには全然慣れます。さらに、速読などをすると二倍速というスピードは全然遅いと感じるのですが、まずは第一段階として思考のスピードをブースト(加速)するには、AI読み上げスピードを2倍にするというのは非常に有効です。
3. 無限のコンテンツにアクセスできる
音声で読み上げてくれるサービスといえば、Amazonのオーディブルが有名ですが、オーディブルは音声コンテンツが作成されるまでに、それなりの売り上げがあることが前提になります。
つまり、なんでもオーディブルになるわけではない、ということです。
一方、Kindle をAIアプリ「ALEXA(アレクサ)」で読み上げる方法は、電子書籍サービス Kindle で文字化されていればどの本でも読み上げることができます。つまり、個人レベルで作成した電子書籍も、読み上げの対象とすることができます。
コンテンツは、事実上無限にある、ということになります。
4. 後で読み返せる電子書籍の強み
オーディブルが音声読み上げのみのサービスなのに対して、Kindle をアレクサアプリで読み上げる方法は、元となる Kindle 電子書籍を持っていることが前提となります。
つまり、音声でよみあげてよくわからなかったところや、気になったところを後から調べることができるというメリットがあります。気に入ったフレーズをあとで調べられるのは、この方法の大きなメリットの一つです。
5. AI読み上げミスで脳内修正力を鍛えることができる
日本語というのは、全世界的に見ても AI 読み上げが難しい言語になっています。
「一日」を「いちにち」と読むのか「いちじつ」と読むのか「ついたち」と読むのかは、文脈によって違うからです。同じように漢字を使うお隣中国がありますが、中国では読みがそれほど多いわけではありません。
このため、AI読み上げは日本の書籍においては鬼門とも呼べるくらい、正しく読むことができません。
ところが、僕はこれをメリットだと感じています。なぜなら、AI が読み間違えたキーワードを脳内で瞬時に読み替えるというトレーニングができるからです。「一日中〜」というのを「ついたちじゅう〜」と読まれた時には、あぁ一日中のことなんだな?と脳内で瞬時に「ツッこむ」習慣ができており、言葉に対しての反応がめちゃくちゃ早くなります。
最強の脳トレ方法です。
6. Kindleページの境目で単語予測トレーニングができる
実は Kindle 電子書籍を音声で読み上げると、一定の間隔で、0.5秒程度止まります。これは、おそらく1ページに相当する分量を読み上げた時に発生していて、その後に次のページを読み込むまでの待ち時間のようです。
例えば拙著「マインドフルネスタイピング:無意識の扉を開く魔法のタイピング術」では、「三足のわらじを履い|ています」のように、「履い」のあとに少し止まります。このタイミングで、次に続く言葉を脳は勝手に想像します。
すると、僕たちは文全体を聞かなくても、ある程度この文章がどういう流れになるのかを予測できることに気づきます。これは「先読みする力」であり、人と話す時にもある程度先を読んで会話することができるようになるという、すごいメリットがあります。この能力は「速読」という本を早く読む技術にもつながっており、読む前にカンが働くというのは非常に重要なスキルの一つだといえます。
7. オーディブルよりもリーズナブルで高付加価値
オーディブルが、音声のみで 1,500円/月に対して、アレクサアプリによる Kindle 電子書籍の読み上げは無料です。読み放題サービスとして見た時には、読み放題サービス Kindle Unlimited ならば 980円/月 です。
そこに、先に書いたように文字としても読むことができるという付加価値がついているので、僕はこの方法を非常にお勧めしています。
まとめ
今日は、オーディブルではなく電子書籍のAI(アレクサアプリ)読み上げで脳トレするメリット7選として、以下をご紹介しました。
1. 耳の可処分時間を最大限活用する(オーディブル共用)
2. 倍速読み上げで脳処理速度を劇的に向上(オーディブル共用)
3. 無限のコンテンツにアクセスできる
4. 後で読み返せる電子書籍の強み
5. AI読み上げミスで脳内修正力を鍛えることができる
6. Kindleページの境目で単語予測トレーニングができる
7. オーディブルよりもリーズナブルで高付加価値
いずれにしても「読む」の選択肢が広がることはいいことですので、ぜひぜひいろんなテクノロジーを取り入れながら少しずつ前に進んでいけたら、と思います。
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