電卓があれば四則演算の
やり方がいらなくなるように
コンピュータは一度仕組みを作れば
専門知識が必要なくなります
逆に言えば仕組みを作る前は
いつも難問にさらされているワケです。
今日は、そんな元ソフト開発者が
難問を克服するために使った
脳ハック術を大公開です。
君は誰なの?
普段、AIアートをしてる人、とか、パソコン教室の人とか、速読スクールの人って思われているのですが、元はソフトウェア開発者として20年開発に携わってきました。WindowsやMacといったパソコンソフトはもちろんのこと、Android や iPhone のアプリ開発なんかもやってきました。
そうすると、市場クレームというのが開発者に届くんです。中には多分開発者のメンタルをえぐられるような言葉でのクレームもあるのでしょう、開発者の元には「オブラート」に包まれた「〇〇ができません」というやんわりした課題となって届きます(ユーザーサポート課のみなさんありがとうございます)。すると、
パソコン初心者ってこんなことも知らないのかなぁ?
と思うようなクレームに出会います。開発者である僕たちには
画面に書いてある文字を読めばわかるでしょ?
と思うのに、ユーザーは文字を読んでくれないのです。開発者時代はそれがどうしても信じられなくて、パソコン教室のインストラクターとして、現場を見たくなったというところもあり、今に繋がっています。
今は、提供する側から、それを受け取る側、そして、それらを言語化して伝えるという、パソコンインストラクターと速読インストラクターという教える側に立っています。
そんな僕が「難問」と感じるできごとに出会った時に、どうやってその「難問」と向き合うのか?という話をまとめました。それには脳を少し騙してあげる必要があります。そこで、今日は「脳ハック術」と題してお伝えします。
難問克服のための脳ハック術
結論から言うと、難問克服のための脳ハックとは、「確信」を書き換えることにあります。
これは、私にはできない、という確信を、意外とできるかも?に変える、ということです。
「思い込み」という言葉を使うこともありますが、「思い込み」という言葉は通常、比較的ネガティブなイメージを帯びています。それに比べて「確信」という言葉は、比較的ニュートラルからポジティブ寄りの言葉です。
赤点連発の物理の試験で98点をとった昔話
一つ僕の高校生時代のエピソードをご紹介します。僕の通っていた高校のクラスは理数科でした。
ところが僕は数学がめちゃくちゃ苦手で、1年生の最初の中間テストで赤点を取るぐらい数学に対しての苦手意識がすごかったんです。そんな中、2年生でしょうか?物理の授業が始まります。物理では、公式が山のように出てきます。片手?いや両手で足りないくらいの式がワンサカ💦
もちろん、そんな状況ですから中間テストの結果は赤点スレスレの30点台だったと記憶しています。クラスの中でも、10点代、20点代が続出💦
アホか!?こんなに覚えられるわけないやん…。
と思っていた時に、数学では微分積分を習い始めます。そんな時、一つの法則を聞くんです。
距離(x)[m]を時間(t)[s]で微分すると、速度(v)[m/s]になる
速度(v)[m/s]を時間(t)[s]で微分すると、加速度(a)[m/s^2]になる
(大丈夫?ついてきてる?理解しなくても大丈夫だから)
しかも、単位を見れば、その関係も何を何で割ればいいのかが(速度なら m[メートル:距離] を s[秒:時間])分かるから、
あぁ、物理の公式って全部覚える必要なんてないのね!
と気づくことになりました。そうやってみると、数学の式に比べて、物理の式はめちゃくちゃ簡単なんです。なんせ、2乗ぐらいまでしか出てこないから。
この瞬間、結局物理を難しいと思っていた理由って「公式を覚えるのが大変」→「覚えられない」→「物理難しい」だったのだと気づいたのです。
期末テストからは、作戦変更。公式を覚えない作戦を決行します。式はほぼすべて微分で導出できる!式が分かれば計算は全く難しくない、と切り替えました。
結果、テストの結果はクラス最高位の 98点でした。そこから物理は得意教科の一つになりました。
「確信」を書き換える、とは
私にはできない、という「確信」を書き換えるには次の手順が必要になります。
- 「確信」を持っていることに気付く
- 「私にはできない」を「ひょっとしたらできるかも」に変える
- 「ひょっとしたらできる」事実を集める
よく、思い込みを書き換える際に「アファメーション」で無理やり書き換えようとする人がいますが、それでうまくいかなかった人にはアファメーションはオススメしません。
一気に信念を曲げると、折れますが、緩やかに曲げていく感覚です。
いずれにしても、「数学苦手だと思っている(思い込んでいる)」ことに気づかない限り変えることはできませんので、まずは「あぁ、私ってこういう確信をもってるんだな」というところからスタートします。
そして「ひょっとしたらできるかも」に変えていくには、新たな理論を入れる必要があります。この時に有効なのが、信頼している人から理論を聞いたり、本を読んで信念を覆す理論をインストールすることです。
ここまでくると、脳は「ひょっとしたらできるかも」という事実を、勝手に集め始めることになります。無意識レベルで。最初は意識的に「あぁ、やっぱりできるかも」という感覚を大切に集めてください。すると、いずれほおっておいても脳が「あぁ、やっぱりできるよね」という事実をどんどん集めてきます。ここまでが「確信」のつくり方です。
なお、この方法が有効なのは、僕のような論理タイプの人に対して有効です。直感タイプ、論理タイプ、データタイプに関する話題は、以下の関連記事をご覧ください。
まとめ
私は、「大体、パソコンやプログラムに関することなら読んだらわかるよな」とか「本って読むと雪だるま式に他の記憶と繋がるよな」というポジティブな確信を持っています。
逆に、「素直にマネができる人が成長できる人っていうけど、素直にマネできないんだよね」というネガティブな確信も持っています。ネガティブな確信の方は、実は自分としてはちょっと気に行ってるところもあって、だから独自理論を展開できるんだよな、とも思っています。
今日は、難問克服のための脳ハック術として、論理タイプの人が確信を書き換える方法についてお話しました。
速読関係の本を読んだけど、速読なんてできるわけない、、、とも思っていたのですが、意外に読めてしまう。これも一つの「確信」でした。今は1分間3,000文字ぐらいの速読は誰でもできると思っています。
同じような「確信」を持っている方で、私は論理タイプだなぁ~という方はぜひ楽読の体験にいらしてください。「速読なんてできない」という論理をゆるやかに曲げる理論をプレゼントいたします(笑)
ご質問やちょっと体験も気になってるんだけど~という方は、ぜひご連絡くださいね。
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