紙本と電子書籍のどっちがオススメ?言語化オタクが教えるメリット5選

目次

紙本 vs 電子書籍

この4月まで速読インストラクターをやっていて、よく聞かれていました。

紙の本と電子書籍、どちらがおすすめですか?

ジーニー

う〜ん🧐どちらもオススメなんですけどね。どちらかだけの本もあれば、両方買うものもあったりします。それも、モノによっては電子書籍を買ってから紙の本を買うこともあるし、紙の本を買ってから電子書籍を買うなんてケースもあります。

というわけで、今回は、紙本と電子書籍のそれぞれのメリットを言語化してみます。

まずは結論、紙本のメリット5選、電子書籍のメリット5選。それぞれ、説明していきますね。

紙本のメリット5選

  1. 本棚の一覧性。表紙から記憶へのインデックスが貼れる
  2. 本棚の一覧性。無限の空間への入り口として利用できる
  3. 本棚の一覧性。アイデアミックススペース
  4. 手触り、紙質、フォントの違い、誌面デザインを楽しめる
  5. 書き込みができる

電子書籍のメリット5選

  1. 検索ができる
  2. 重くない、かさばらない
  3. 音声読み上げできる
  4. ほしいと思った瞬間に入手できる
  5. Unlimited なら興味がなければ捨てられる

紙本のメリット5選

紙本のメリットとしては、それが目に見える形で存在しているということです。特に自分の読んだ本が置かれる本棚というのは、ただの保管庫ではありません。「本棚の一覧性」という点に僕は大きなメリットを感じています。

作家 喜多川泰さんの小説「書斎の鍵」は、僕が本を読むことにまだメリットを感じていなかった時に「本を読むことってスゴい!」と思わせてくれた本です。この本にこんなフレーズがあります。

読書家の洋子さんが、本嫌いの主人公の浩平に対して自分の書斎で語る一言。

わたしはこの部屋にあるすべての本を読んだことがあるのよ。つまり、ここにあるすべての本の向こう側に、それぞれ別々の世界が広がっているの。あなたにとっては、単なる保管庫でも、私にとっては別の世界に瞬時に飛んでいける、無限の空間への入り口なの
(喜多川泰「書斎の鍵」P56)

単なる本の保管庫だと思っていた僕にとって、本棚の存在理由が変わった一言でした。それに気づき始めると、本棚の本にはいくつかのメリットを感じられるようになりました。

本棚の一覧性。表紙から記憶へのインデックスが貼れる

    本棚に並んだ本は、まさに先の「書斎の鍵」のワンフレーズからもわかるように、本の向こう側の別々の世界への入り口になっています。それは「空想」という話だけではなく、膨大な記憶の入り口が「背表紙」を鍵にして引き出せるということでもあります。

    本棚の一覧性。無限の空間への入り口として利用できる

    これは、まさに「書斎の鍵」で語られていたことです。背表紙一つで、その物語を読んだ時の気持ちだったり、感動だったりを呼び起こすことができます。その無限の空間への入り口が、本棚に並ぶ一冊一冊の背表紙から広がっているんです。

    これは、本を読まない人が「アルバムの写真」を見て、その当時の自分の友人や、当時流行っていたこと、アルバイト先だったり、好きだった人などを思い出していくようなものです。それが、読書によって仮想世界の記憶がいくつも広がっているもう一つのあなたの記憶の入り口になっているんです。

    本棚の一覧性。アイデアミックススペース

    あなたは本棚の本をどんな順番で並べていますか?作家さん順?タイトルのあいうえお順?それともジャンルごと?たまには、関係ない2冊を横に並べてみるのも面白いです。

    本の背表紙が「無限の空間への入り口」なのだとしたら、その二つの空間を横に並べると化学変化を起こします。いままで思いつきもしなかったようなアイデアが生まれるということです。

    手触り、紙質、フォントの違い、誌面デザインを楽しめる

    本によっては、作家さんの強いこだわりでフォント(文字の形)が章ごとに変えてあったり、本の一部だけ違う素材の紙を使用してあったりします。これは、紙の本でなくては味わえないメリットです。

    書き込みができる

    人によっては、書き込みをしないで古本屋に売れる、という見方で見ている人もいると思います。ただ、僕の場合はあえて「書き込める」という点を強調したいです。もちろん電子書籍のメモもできますが、自分のその時の感情や経験の一言が書き込んである本は唯一無二のものです。

    さすがにこの書き込みは手書きならではです。

      電子書籍のメリット5選

      こんなに紙本推しの僕ですが、電子書籍にも別のメリットを感じています。

      検索ができる

      これは、電子書籍の最も優れた特徴の一つです。「あ〜、あのフレーズ引用したいよね」と思った時にキーワード一つで、そのページに飛んでいけるのは嬉しいですね。

      重くない、かさばらない

      僕は50歳のパソコン教室の先生なのに、握力が60kg以上あります🤣この年齢の平均は46kgらしいのですが…。さて、その理由として実は僕のカバン、めっちゃ重いです。常時5kg以上、8kgは下らないことが多いです。それは、紙の本が常時3冊以上入っているからです。

      視界から消えたり、肌身離したりすると、僕にとってそれは存在しないこと(存在を忘れてしまう)になるので🤭、いつも持っておかないといけないんですね…、困ったものです。

      そんな時でも、重くない、かさばらないのは電子書籍の大きなメリットです。

      音声読み上げできる

      もう何度も、このブログで書いてきましたが Kindle 電子書籍は、Alexa アプリで音声読み上げが可能です。オーディブルは音声読み上げしかできませんし、紙の本は目で見ることしかできません。その両方を備えているのが、Kindle 電子書籍です。

      一粒で二度美味しいのが、電子書籍のメリットです。

      ほしいと思った瞬間に入手できる

      紙の本は、ベストセラーにならなければ出版から約1ヶ月で本屋から消えます。あとは取り寄せになったり、Amazonで購入したりします。

      人というのは実に気まぐれなもので、「読みたい」と思った自分と、今まさに目の前にある本を「読む」という自分は別人です😛なので、買った後に気づいたら読んでいない…というのはままあることで、この「読みたい」自分と「読む」自分のギャップを小さくするのが「ほしいと思った時に買える環境」なんですね。

      そう言った意味で、ほしいと思った瞬間に買える電子書籍はとてもありがたいです。電子書籍リーダーとしては、パソコンだったりスマホだったり、もしくは Kindle Paperwhite などの端末もありますが、個人的なオススメとしては iPad です。

      Kindle Paperwhite は視認性が高いですが、白黒端末なので「雑誌」などのカラー本がうまく見られません。iPad ならば視認性も高く、電池の持ちもなかなかいいのでオススメです。

      Kindle Unlimited なら興味がなければ捨てられる

      Kindle Unlimited は月に20冊までの本を借りて、返すまでその本を読み続けられるというサービスです。月額980円。返却期限は特になくて、借りた後にその本が Kindle Unlimited の対象外になっても、借りて自分の電子本棚にある時にはその本を読み続けられます。

      20冊を超えたら返せば新しく借りられます

      20冊以上を借りたいと思ったら、今借りている本を1冊返して、別の本を借りればイイのです。つまり、自分の電子本棚に同時に入れておける本の冊数が20冊ということです。

      このサービスの良さは、気軽に借りて、気に入らなければすぐに別の本に変えられることにあります。つまり、いままで読んでこなかったジャンルに手を出したり、すこしだけ気になる本も試してみることができるということです。

      まとめ

      さて、本日は年間0冊から年間200冊(電子書籍・紙の本含む)までを経験した僕が、紙の本のメリットと電子書籍のメリットをそれぞれ5つずつご紹介しました。

      紙本のメリット5選

      1. 本棚の一覧性。表紙から記憶へのインデックスが貼れる
      2. 本棚の一覧性。無限の空間への入り口として利用できる
      3. 本棚の一覧性。アイデアミックススペース
      4. 手触り、紙質、フォントの違い、誌面デザインを楽しめる
      5. 書き込みができる

      電子書籍のメリット5選

      1. 検索ができる
      2. 重くない、かさばらない
      3. 音声読み上げできる
      4. ほしいと思った瞬間に入手できる
      5. Unlimited なら興味がなければ捨てられる


      人によって、メリットの感じ方は様々です。あなたが、本を読む時の参考にしていただければ幸いです。

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      この記事を書いた人

      ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

      「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界を統合し、その力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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