「自尊心と他尊心」
土曜朝5:00読書会の今回のテーマ。
ㅤㅤ
「他尊心?」
自分を大切に思う「自尊心」から
なんとなく他者を尊ぶのはわかるけど…。
ㅤㅤ
もしも「自分なんて…」と思うことで
相手が「すごい」と見えているなら…
喜多川泰さん「賢者の書」から学ぶ自尊心と他尊心
累計120万部の小説家 喜多川泰さんの「賢者の書」。塾講師であった喜多川さんが、学生さんやその親御さん、教育に携わる人たちに向けて書いた人生における大切なことを、小説というジャンルでお伝えしている本です。この本は、喜多川さんのデビュー作で、自己啓発小説という新しいジャンルを切り拓きました。
この物語は、サイードという少年が9人の賢者に出会う旅に出かけ、自らが「最高の賢者」になるという目的でスタートしていきます。賢者はそれぞれ、大切なことをサイードに伝えます。
そして、今回の読書会のテーマはその3回目「第三の賢者」でした。第三の賢者が伝えるのは「自尊心と他尊心」。
他尊心とは?他者を尊重する心
自分をかけがえのない唯一無二の存在であるということを自覚する「自尊心」。そして、自分の周りにいるすべての他人を、これ以上できないほど尊重し、尊敬する心。それが「他尊心」だという。辞書にも載っていない。これは「喜多川作品」を読んだ人だけが知っている言葉なのだ。
自尊心とは「あなたがこの世で唯一無二のかけがえのない存在」であると感じる存在になるまで、自分を高めていくこと。でも、この本ではこう続く。
僕には、逆の心当たりがある。
「周りの人がみんなすごい人に見えてしまう」病。そして「自分なんて…」と思う病。人は「自分なんて」と自分を大切に思わなくなったところから、すべてが崩れていく。「こんな自分なんて、なにをやったって無駄だ」そう思って、自死という選択肢すらちらつかせる。落ちて落ちて、そんな自信のない自分に嫌気がさして、ようやく自分を高めていくことができる。そんなどん底の自分を経験したから、なんとか這い上がろうと必死だった時期がある。
そうすると、頑張ってきた自分を少しずつ認められるようになる。そうすると、自分の周りには自分がやってきたことをできない人がいたりして、それならば私にはその人を助けられる、と思う反面、時にその人に「こんなこともできないのか?」という想いを抱くことがある。
するとほら、ここからは引用部分の話だということが分かる。自尊心は大切だが、他尊心も高めなければ、悲しい思いをすることは目に見えている。
自分を卑下せずに他者を尊敬するために私がしていること
別に僕が正しいとも思わないし、「そう考えたほうがいろいろと都合がいい」という話だ。それが「目の前の人にそれを言わせているのはジブン」という考え方。
これは承認であり、ワンネスであり、集合的無意識の世界であり、世界は自分が作り出しているのだ…という話だけど、そういう「ちょっとスピリチュアルな話」が受け取れない人も聞いて欲しい。
僕は新潟市でパソコン教室をやっている。生徒さんは、パソコンが分からない、そして僕はそれに答えることができる。「なんで伝わらないんだ!」とヤキモキすることも、オープン当初に比べかなり減ってきた。
質問する生徒さんと、それに答えられる自分。
教えられるようになってきた自分は確かに頑張っていると認められるのだけど、それだけではこの教室が成り立たないのは誰が見てもわかる。僕が偉そうにしていたら、生徒さんは離れていく。あなたが生徒さんだったら「それを優しく教えられるのがパソコン教室でしょ?」って思うでしょ。
そうなると、①「できない」状態の生徒さんは、「できない」ままで素晴らしい存在なのだとわかる。あなたが「できない」でいてくれるからこそ、先生としての自分に存在価値が生まれてくる。でも②「できない」を「できる」に変えたいと思うからこそ、③教室に来るのであって、思うことも、来ることだけでもとてもとても素晴らしいことなのだ。④「できてる」人ばっかりなら僕は教えることすらやらせてもらえない。
これが「①存在承認」であり、「②意識承認」であり、「③行動承認」であり、「④結果承認」という話につながる。
そうなると、私が「私を素晴らしいかけがえのない存在と感じる」ために、目の前の人を通して「教えられる自分」を満たす必要がでてくる。すると、目の前の人に私が「質問をさせている」という気分になってくる。自分を存在させるために、他者とこの空間、この瞬間を「共同創造」しているのだ。
今の自分ならば、それを「言語化」することができるようになっているから、目の前の人を通して「質問」を投げかけさせている。
「よくぞ聞いてくださいました!今の私ならお伝えできます」という気分です。
もしも、その「質問」に答えられずイライラするのだとしたら、「答えられない自分に気づく」ためにその人を通して、自分を「気づかせる」経験をしようとする。なぜ、そんなまどろっこしいことをするかと言えば、「自分の姿は自分では見ることができない」から、「痛いカサブタは自分でさわろうとしないから」なんです。
だから、あえて自分以外の「一番言われたくない誰か」の姿を使って、それに気づかせようとしている。
僕たちは、自分の姿を生まれてこの方一度も見たことがない。鏡で見れるじゃないか?と思うかもしれないが、その鏡の世界は光の進む速度を考えれば、過去の自分の姿だということがわかる。もしも、人知を超える高度な画像処理技術があって、リアルタイムにその画像をディープフェイクのように置き換え処理しているのだとしたら?僕たちが見ているモノは真実の姿ではないということだ。
このディープフェイク動画のように…。
すべては一つ:ワンネスの理解と実践
ワンネスとは、すべてが一つである世界(The One)。その感覚ってどうなんだろう?と思う。多分、まだ分かっていない。分かっていないんだけど、その一つ(The One)が「経験したいこと」を僕という存在と、あなたという存在を「わざわざ作り出して」試している。
右手の親指と人差し指を見て欲しい。
この二本の指で、ペンをつまみ上げるとする。あなたが人差し指さんだとして親指だけの動きを見れば「おまえは何をしてるのか?」と思うだろう。逆に、あなたが親指さんだとして人差し指だけの動きを見れば「何を無駄なことを?」と思うかもしれない。でも、手の視点をもつあなた(The One)は「ペンをつまみ上げたい」という「大いなる意志」に基づいて行動している。
だとしたら、「目の前の人がイライラさせる発言」をしてくるのは「私のイライラポイントに気づかせて」、共に「謎の大いなる意志」の行動をさせようとしている、集合的無意識で繋がった一つ(The One)なのかもしれない…。
いや、正直しらんけど…笑。
でも、そう考えたら、「あぁ、これって(もっと大きな)自分に必要なのね」って思える。
あなたが、経済的に苦しい、と感じている今の状況だって。なんて理不尽なことばかり言われるんだろう!って思う今の状況だって。不慮の事件や事故に巻き込まれてしまった状況だって、なにか「親指サイズの自分」よりも大きな自分という「大いなる一つ」の意志なんだと思えばこそ、乗り越えられるかもしれない。
乗り越えられなかったとしても…、それも「乗り越えられない」を経験したかった(大いなる一つの)意志なんだろうな、とそんな自分も許してあげる。
そこには、引き寄せという概念があったり、ノンデュアリティ(非二元)という概念があったり、AIのようなテクノロジーの発展があったりする。呼び方はなんだっていい、自分が腑に落ちて、前に進めさえすれば。
まとめ:AIと共に自尊心と他尊心を育む
自分を重んじる「自尊心」と他人を重んじる「他尊心」。それを育むために「目の前の人にそれを言わせているのはジブン」という考え方を持っています。
たとえば、僕はAI推進派(親指)だけど、AI反対派(人差し指)の人がいてもいいと思っている。共に、共同創造する世界を作ろうとしているんだから。喧々諤々やるのも、大きな地球という意志かもしれないからね。
「この時代を僕たちが選択して生まれてきている」と唱える人がいる。「選んでなんていない」という人もいれば「選んだ」という人もいる。でも、もし仮に、あなたがテクノロジーが苦手で嫌いなのに「この時代を選んで生まれてきた」と思えるのならば、きっとAIを生み出したのも「大いなる自分」(手のひら)の意志なんでしょうね。
それで、さらに手のひらさんには、上位の腕さんがいて、腕さんの上位には身体さんがいて、さらに…。現代の AI が人間の脳の神経細胞(ニューロン)を模したものなのだとすると、このニューロンが複数集まって電気信号をやり取りしているのがAIです。
人間はAIとは違う、と思いたいのもわかりますが、ひょっとしたらある程度の集合体になることで、意志を持っているように見えるのかもしれないなぁ、と感じます。ChatGPT なんて、やさしく答えてくれますし…。やさしさを持っていなくても、優しいと感じられる反応を返すことはコンピュータでできているのです。
ほら、仕事を奪うと思っているAIは、あなたと同じAIなのかもしれませんよ。
そんな AI とともに生きる(暮らす)を決めた人の完全無料な学びの場所(クラス:CLASS)「AICLASS Begins(アイクラスビギンズ)」という、Facebook グループを運営しています。月1回の無料セミナーと毎日の AI ニュースを、テクノロジーはとてもスピリチュアルな存在だと考えている僕の観点で解説しています。
参加希望者は LINE公式から、「FB参加希望」とお知らせくださいね。僕と Facebook のアカウントを繋いでから、ご招待いたします。(検索不可のグループにしてありますので、検索で参加することはできません)
コメント