昨日の読書会では「行動までのトリガー」をテーマに、僕たちがどんな風に決断し、どうやって動き始めるのかについて、いろいろなエピソードが飛び出しました。「何かを感じたら瞬時に行動に移すタイプ」と「まずはじっくり考えてから動くタイプ」がいる──どちらのタイプが良い悪いというよりも、お互いの行動パターンを知ることで新たな学びがたくさん得られました。
僕自身はどちらかと言えば熟考型。でも、最近は「熟考しながらも行動までの時間を短くする」コツを少しずつ掴んできたと感じています。そのヒントの一つは“縁”の力。たとえば、「あるテーマについて動くべきかな?」と迷った時、関わりのある人が三人連続で同じようなことを言ってきたら行動する。
今日は、そんな「行動のトリガー」について、僕の経験や読書会での気づき、それから内面に存在するブロックとの向き合い方などをお話ししたいと思います。あなたがこれを読んで「よし、動いてみよう!」と思えるようなきっかけになれば嬉しいです。
第一章:内面のブロックと許可の理解
まずは「内面のブロック」について考えてみましょう。僕たちが行動を起こすとき、必ずと言っていいほど引っかかる心の声があります。それは「まだ早い」「失敗したらどうしよう」「もっと完璧に準備してから動くべきじゃないか」といった禁止事項に近い感覚。これが僕たちのブロックとして、行動を阻んでしまうわけです。
たとえば、即動型の人は「感じたからやってみる」というスイッチが早い。ところが、そのスイッチを押す前に“内面の声”に負けてしまうと、やりたい気持ちがあったとしても立ち止まってしまう。一方の熟考型の人は、「しっかり理由づけをしよう」「多角的に検証しよう」と考えているうちに、やる気やアイデアの熱量が冷めてしまうことがある。
実は、この“ブロック”は「やってはいけない」という禁止事項から来る面もあれば、「やったほうがいいかもしれないけど……」といった許可の欠如から来る面もあるんですね。
- やってはいけない気がする → 内面の禁止
- やってみてもいい、と言い切れない → 行動の許可不足
だからこそ、僕たちはまず「この行動に対して、自分に許可を出せているか」を改めて問い直す必要があります。行動のトリガーはどこかに落ちているんじゃなくて、実は自分の内側にあるのかもしれないのです。
第二章:実践とエピソード
昨日の読書会でも、こんなエピソードを紹介しました。
私のパソコン教室では、最近生徒さんに先生をお願いするイベントを開催したりしています。先日先生役になったシニアの生徒さんは最初
「自分はまだまだパソコンに詳しくないし、人に教えるなんておこがましいのでは?」
という気持ちがあったそうです。でも、いざやってみると「これ、意外と教える側も理解が深まるんだな」という大きな気づきが得られたと言います。
教える相手は自分より年配──つまり“年齢を重ねても学ぼうとする姿勢”を持った人。この姿勢に触れて、「自分ももっといろいろチャレンジしていいんだ」と許可が出せるようになった。しかも、教えるために自分なりに調べたりまとめたりしているうちに、自然と行動が加速していったのだそうです。
僕自身も同じような経験があり、何か新しいツールやアイデアに出会ったら、すぐに周りの人にシェアするようにしています。「相手が必要としているか分からないけど、まずは話してみる」。すると、「あ、それ僕も気になってたんだよ」と言われることが結構多いんですよね。まさに「行動と共有を通じた学び・成長の実現」がここにあるわけです。
第三章:内観と再定義の実践
では、熟考型の人がどうやって行動までの時間を短くしていくのか? その鍵は「内観」と「再定義」です。
僕たちの脳のニューロンは繰り返されるパターンを強化しようと働きます。いつも「もう少し考えてから」と思うクセがある人は、脳の回路がそういう習慣になっているとも言えます。そんなときに大切なのは、まずは自分の考え方や感情を客観視し、「あ、今、自分はこういう思考パターンにはまってるぞ」と気づくこと。これが“内観”のプロセスです。
スピリチュアルな視点から言えば、“大いなる自分” が、実は「そんなに悩まなくていいんだよ」とそっと背中を押してくれているのかもしれません。論理とスピリチュアルな感覚を融合させるならば、「脳の回路」と「直感・インスピレーション」の両面から、自分の行動パターンを再定義していく作業が必要だということです。
たとえば、「行動するために必要な条件」を“外部”に求めていたのを「自分が面白いと思ったら、とりあえず動く」に再定義する。すると、必要な準備だと思っていたものが、実は行動の後追いでも足りることに気づきます。
第四章:ツール活用と実践方法
行動を加速するための具体的なツールや方法も、いくつか活用してみましょう。
- ChatGPTの利用
「こんなアイデアが浮かんだけど、具体的な進め方は?」とChatGPTに聞いてみる。AIは冷静かつ多角的な視点で補足情報をくれます。僕はブログのネタ出しやワークショップのシナリオづくりなど、アイデアを形にする段階でよく使っています。AIは“温かな創造的パートナー”として、人間の感性と掛け合わせることで新しい化学反応を起こしてくれます。 - 読書会や勉強会への参加
僕たちの読書会のように、「人が集まってそれぞれの意見を話す場」は、行動のトリガーとなるヒントの宝庫。熟考型にとっては「自分一人の頭の中で完結しない」刺激を得られ、即動型にとっても「他の人の知恵を吸収する場」になる。 - 縁の力を活用する
僕の場合、「同じテーマを、三人の知人がそれぞれ勧めてきたら動く」と決めています。こうすると“迷い”が一気に“確信”に変わるきっかけになります。自分ひとりで抱え込まず、「周りからの声」を行動のスイッチにしてみると、案外あっさり突破口が見つかることも多いですよ。熟考は自分の思考の枠組みの中でしか考えないから、枠組みの外の情報に触れる機会が減ってくるんです。そんな時に、縁の力を使えばまだ経験したことのない未知の自分に出会える可能性はグッと増えます。 - サブスク形式の取り組み
行動を習慣化するためには、少額でもいいので毎月かかる仕組みを取り入れるのも手。たとえばオンラインコミュニティや学習サイトのサブスクリプションに参加してみると、それが“もったいない”という気持ちから自然と行動を後押ししてくれたりします。
まとめと展望
いかがでしたでしょうか。完璧主義に陥ると、「情報収集をもっとしてから」「環境が整ってから」と先延ばしにしてしまいがち。でも、80点で着地して走り出せば、走りながらどんどん学んで、改良していくことができます。
行動のトリガーは「自分の内面が許可を出すタイミング」だったり、「縁の力で外部から背中を押される瞬間」だったり、いろいろあります。大切なのは、それを見逃さずに“動く”こと。そして動いた先で学んだことを、人に伝え、共有すること。そうやって初めて創造は完成し、周りとの相互成長が起こると僕は信じています。
あなたもぜひ、一緒に「動く」楽しさを体感していきましょう!
プロンプトなしで大丈夫!ChatGPT 本当に使える 10の使い方 一緒に進めるワークショップ 2月度スタートしています
昨年10月から始めた「ChatGPT 本当に使える 10の使い方 一緒に進めるワークショップ」も5ヶ月目に突入。おかげさまで大人気講座になってきました。最近は受講生さんからのご紹介で受けてくださる方も増えて、嬉しく思っています。
ご感想の声で多いのが、私がパソコン教室の先生なので、受講生さんが Windows でも Mac でも、Android でも iPhone/iPad でも「まるで見えているかのように対応してくれること」だって言われます。ええ、ダテに7年も生徒さんと向き合っていませんよ(笑)
さて、この講座、意外と女性の方の参加率が高いんです。時間に追われるお母さんが多い。家事と仕事の両立にどう効くのか?感想をご覧ください。
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個人事業主で子育て中のおかあさん Kさんㅤ
仕事で大量の案内メッセージをメッセンジャーで送らないといけない場面や、仕事の資料づくりに時間を取られがちでした。「ChatGPTを使うと時短になるかもしれない」という期待を持って参加してくれました。
ずっと送りたかったメッセージを100人近くの人に送らないといけないのがあって、でも文章を考えるのにすごいモヤモヤしてました。でも GPTさんに『〇〇バージョンで』『もっと私の夢が伝わるように』『もっと砕けたバージョンで』みたいに作り直してもらって、自信を持ってポンと送れました。こんなに時短とクオリティアップを両立できると思わず、びっくりしました。
週二日のリモートワークを希望中のおかあさん Hちゃん
子どもの卒業イベントを担当する“謝恩会係”などで資料作成・案内文づくり・QRコードの埋め込みなどを短時間でこなす必要がありました。「AIを使うと本当に1日仕事が1時間で終わるのか?」と半信半疑で講座に参加してくれました。
今息子の卒業式の謝恩会係をやっていて、プログラムや店の情報をチラシにまとめたり、QRコードを貼り付けたりを全部ChatGPTに投げたら、1日仕事だったのが1時間で済みました。朝6時から始めて7時にはLINEでみんなに流せて、『私ってすごい!』って(笑)。仕事以外の色んなことにも使えて、本当に助かっています。
お仕事ですでに ChastGPT を導入済みの Tちゃん
職場でももっと ChatGPT を活かしてみたいと思いつつ、「ただのAI翻訳ツール以上の何ができるの?」と疑問を抱えていました。講座を受けて、有料版の利点を知り、職場に共有し始めています。
ChatGPT の有料版を申し込んで、使い始めてます。職場でもこないだ学んだことを共有したら『こんなことできるんだよ』ってみんな感動してくれて。役に立てたらいいなって思ってます。あと個人的にも、ちょっと『こういう文章にしてほしい』とか、すごい早く仕上がるので助かってます。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。あなたの内面にあるブロックを少しだけ手放して、行動のトリガーを引いてみませんか? どんな些細なことでも、まずは一歩踏み出してみること。僕はあなたがその一歩を踏み出す瞬間を、心から応援しています。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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