速読講師をやっていると、
「本を読んでいる時に頭の中で声が聞こえます」
という話をよく耳にします。
これを「内なる声」「内的音声」などと
呼びますが、実はコレ!あなたの
深い思考や、共感能力と
密接な関係があります。
今日は「コミュ力をもっと上げたい!」という
人に「内なる声」の使い方のお話です。
「読書中に頭の中で「声」が聞こえるのは良いことなのか悪いことなのか?」
昨日、そんなタイトルのGIGAZINEさんの記事を見つけました。
5人中4人は「読書中に頭の中で『声』」が聞こえるそうです。僕にもあります。これを「内なる声」または「内的音声」と呼びます。
この声は、僕たちが読む時だけでなく、考える時にも心の中で聞こえる声のことです。これは読むスキルを習得する過程や、子供が物事を理解しようとする時に自然に発生します。
ここでいう「内なる声」は次のようなものです。
1. あなたが一人で何かを読むとき、その文章の内容が心の中で声になって聞こえる感覚。
2. 自分自身との対話。あなたが一人で何かについて考える時、その思考が心の中で言葉として形成される感覚。
「内なる声」はどんなときに使われるの?
「内なる声」は、私たちが読書をする時や自己反省する時、他人の視点を想像する時など、さまざまな状況で使われます。具体的には、以下のような状況です。
「内なる声」が足りないとどんな問題が起きる?
「内なる声」をうまく利用できないと、以下のような問題が起きることがあります。
どれか一つでも、心当たりのある人は「内なる声」を意識してコントロールしてみるといいかもしれません。
どうすれば「内なる声」をコントロールできるようになるの?
「内なる声」をコントロールするための最初のステップは、それが何であるかを理解することです。そして、その後は自分自身の「内なる声」に耳を傾け、それを使って思考や感情を言葉に表現する練習を行うことが重要です。
また、速読の習得も一つの方法です。速読では、無意識のうちに発生していた「内なる声」を抑制する技術が身に付きます。この技術をマスターすることで、「内なる声」をコントロールし、それを使って読むスピードを調整したり、深い理解を得るために「行間を読む」能力を向上させることができます。
「速読をすると本を味わえなくなりそうで…」
という人がいますが、実際には逆の効果があります。
「内なる声」を抑え、視読に切り替えることで、読字量を増やしても理解できる脳が作られます。情報をメインにした文章には、この視読メインの読み方で十分だと感じるはずです。
ところが、小説だったりよく考えながら読みたい本では、僕たちは「減速して読む」という選択肢も持っています。この場合は「理解するための内なる声」を「共感する力」や「思考する力」に充てることができます。
これが俗にいう「行間を読む」ということだと僕は考えています。
だから、速読している人は、より共感能力や思考能力が高まり、本をより深く、感情的に読むことができるようにもなれるんです。
まとめ
「内なる声」は、僕たちが物事を理解し、他人とコミュニケーションを取るための重要なツールです。それをうまくコントロールできれば、よりスムーズなコミュニケーションや深い理解が可能になります。
だからこそ「内なる声」をコントロールできるようにしましょう。そうすれば、誤解されがちな人間関係もスムーズになるはずです。
僕がインストラクターを務める速読スクールでは、この「内なる声」を大切にしています。速読という観点では、この「内なる声」を抑えて早く読むトレーニングをしますが、同時に「あなたはどうしたい?」と自分の「内なる声」を拾う場所でもあります。
本を通して、より自分らしく、あなたとあなたの周りの人が幸せになる本との関わりを作っています。もっと詳しく知りたい人は、全国対応の Zoom でも、新潟リアル教室でも体験を受けていただけます。お気軽にお問い合わせくださいね。
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