読書してるときに「頭の中の声(内なる声)」が聞こえませんか?

速読講師をやっていると、
「本を読んでいる時に頭の中で声が聞こえます」
という話をよく耳にします。

これを「内なる声」「内的音声」などと
呼びますが、実はコレ!あなたの
深い思考や、共感能力と
密接な関係があります。

今日は「コミュ力をもっと上げたい!」という
人に「内なる声」の使い方のお話です。

目次

「読書中に頭の中で「声」が聞こえるのは良いことなのか悪いことなのか?」

昨日、そんなタイトルのGIGAZINEさんの記事を見つけました。

5人中4人は「読書中に頭の中で『声』」が聞こえるそうです。僕にもあります。これを「内なる声」または「内的音声」と呼びます。

この声は、僕たちが読む時だけでなく、考える時にも心の中で聞こえる声のことです。これは読むスキルを習得する過程や、子供が物事を理解しようとする時に自然に発生します。

僕たちは成長の過程でまずは両親や祖父母といった身近な人から、声を通じて「みかん」や「りんご」といった概念を学びます。保育園や幼稚園にいく3〜4歳ぐらいまでかけてこのプロセスを歩んでいるのです。だから、小学校に入学した頃には、この能力を使って「本を読む」能力を獲得した方が楽に習得できます。だから、自分の声で読み上げて、自分の耳でそれを拾い、概念を理解するんです。

ここでいう「内なる声」は次のようなものです。

1. あなたが一人で何かを読むとき、その文章の内容が心の中で声になって聞こえる感覚。
2. 自分自身との対話。あなたが一人で何かについて考える時、その思考が心の中で言葉として形成される感覚。

「内なる声」はどんなときに使われるの?

「内なる声」は、私たちが読書をする時や自己反省する時、他人の視点を想像する時など、さまざまな状況で使われます。具体的には、以下のような状況です。

読書: 「内なる声」は、読んでいる文章の内容を理解するために使われます。速読を習得した人々は、この「内なる声」を抑制する(視読:しどく、見て分かる)ことで、読むスピードを大幅に上げることができます。

自己反省: 「内なる声」は、自分自身の思考や感情を言葉にするための道具です。これを通じて、自分自身の行動や感情について深く理解することができます。

他人の視点の想像: 「内なる声」は、他人の視点を想像し、他人の感情や考えを理解するのに役立ちます。

「内なる声」が足りないとどんな問題が起きる?

「内なる声」をうまく利用できないと、以下のような問題が起きることがあります。

コミュニケーションの問題: 自分の思考や感情を適切に言葉で表現できないことで、他人とのコミュニケーションが困難になります。

共感力(エンパシー)の問題: 他人の視点を理解し、共感するのが難しくなります。

誤解と紛争: 自分の言動が誤解されることで、人間関係に摩擦が生じます。

深い会話の困難: 自分の考えや感情を言葉で表現するのが困難になり、深い意味のある会話や議論が難しくなります。

どれか一つでも、心当たりのある人は「内なる声」を意識してコントロールしてみるといいかもしれません。

どうすれば「内なる声」をコントロールできるようになるの?

「内なる声」をコントロールするための最初のステップは、それが何であるかを理解することです。そして、その後は自分自身の「内なる声」に耳を傾け、それを使って思考や感情を言葉に表現する練習を行うことが重要です。

また、速読の習得も一つの方法です。速読では、無意識のうちに発生していた「内なる声」を抑制する技術が身に付きます。この技術をマスターすることで、「内なる声」をコントロールし、それを使って読むスピードを調整したり、深い理解を得るために「行間を読む」能力を向上させることができます

「速読をすると本を味わえなくなりそうで…」

という人がいますが、実際には逆の効果があります。

「内なる声」を抑え、視読に切り替えることで、読字量を増やしても理解できる脳が作られます。情報をメインにした文章には、この視読メインの読み方で十分だと感じるはずです。

ところが、小説だったりよく考えながら読みたい本では、僕たちは「減速して読む」という選択肢も持っています。この場合は「理解するための内なる声」を「共感する力」や「思考する力」に充てることができます。

これが俗にいう「行間を読む」ということだと僕は考えています。

だから、速読している人は、より共感能力や思考能力が高まり、本をより深く、感情的に読むことができるようにもなれるんです。

そして、この能力は本だけに限った話ではなく、人と話をしている時にも発動します。悩んでいる目の前の人に、共感してあげたり、自分の経験談を引用したり、適切な言葉をプレゼントしたりしてコミュニケーション能力の大幅な向上に使うことが可能です。

まとめ

「内なる声」は、僕たちが物事を理解し、他人とコミュニケーションを取るための重要なツールです。それをうまくコントロールできれば、よりスムーズなコミュニケーションや深い理解が可能になります。

だからこそ「内なる声」をコントロールできるようにしましょう。そうすれば、誤解されがちな人間関係もスムーズになるはずです。

僕がインストラクターを務める速読スクールでは、この「内なる声」を大切にしています。速読という観点では、この「内なる声」を抑えて早く読むトレーニングをしますが、同時に「あなたはどうしたい?」と自分の「内なる声」を拾う場所でもあります。

本を通して、より自分らしく、あなたとあなたの周りの人が幸せになる本との関わりを作っています。もっと詳しく知りたい人は、全国対応の Zoom でも、新潟リアル教室でも体験を受けていただけます。お気軽にお問い合わせくださいね。

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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