「キングダム」って知っていますか？
中国の戦国時代に大将軍を目指す
少年「信（シン）」の話なのですが…
信はテレビアニメでは現在 5000人将
として個性揃いの面々を束ねる存在です
今日は ChatGPT の最新技術
メンションを使って、あなたにも
5000人将になってもらおう！という話です
カスタムChatGPTの衝撃：GPTsが変えるクリエイティブワーク
昨年2023年秋、有料版 ChatGPT（ChatGPT Plus） に、カスタムChatGPTをだれでも作成できる機能 GPTs が追加されました。
「作成できる機能」というとみんな身構えるのですが、あなたが毎回指示することを１回だけ指示すれば、なんどでもそれを再現できる機能になります。
たとえば、電気炊飯ジャーを作ってしまえば、毎回ボタン一押しでちょうどいい炊き加減の「ごはん」が炊けるようになることに似ています。でも、電気炊飯ジャーをつくるのは難しいですが、GPTs は日本語でも英語でも作成できるので、言葉をつかえるのならば誰でも作ることができます。
こんな感じに👇
実際、このブログのアイキャッチ画像も「ブログサポーター」という僕が作成したカスタムGPTによって、このブログ本文を張り付ければ30秒程度で作成してくれます。
メンション機能で指揮官に：あなたのデジタルチームを動かす
GPTs の仕組みが導入されたことによって、あなたの作業を肩代わりしてくれるたくさんの「専門家GPT」さんが創り出されました。
例えば、YouTube の動画を要約してくれる「Video Summarizer」（https://chat.openai.com/g/g-GvcYCKPIH-video-summarizer）とか、この時期「確定申告について教えてくれる君」（https://chat.openai.com/g/g-0ol5nPrqr-que-ding-shen-gao-nituitejiao-etekurerujun）とか。
2023年までの ChatGPT の世界は、一人の ChatGPT さんに「どうお願いをしたら、自分の仕事をうまくこなしてくれるだろうか？」というお願い力（プロンプト[指示文]のつくり方）を鍛える必要がある世界でした。ところが、2024年になってからは多くの人にとって「お願い力を鍛える」必要はなくなり、「この人に聞いたらすぐに答えが出る」という、便利な専門家を探す方が効率が良くなるという世界に変わったのです。
そして、その専門家たちのところにあなたが出向くよりも、あなたの家に、そんな専門家たちが来てくれたらすごく便利じゃありませんか？それが「メンション」機能です。
「メンション」って日本人にはわかりにくい感覚なのですが、SNS などでも「@（アットマーク）」をつけて誰か宛のメッセージを送ったりするのに使用します。ChatGPT でもカスタムGPTを個別に呼び出すのではなく、オールマイティななんでもできる ChatGPT を開いて、そこから専門家GPT（カスタムGPT）を「 @Stable Diffusion プロンプトジェネレーター」のように呼び出します。
つまり、家（オールマイティななんでもできる ChatGPT の画面）を開いたまま、いろんな「専門家GPT」を呼び出して、仕事をしてもらうことができるのです。
従業員脳から経営者脳への転換：AIとともに働く新時代
これって、経営者さんや管理職のみなさんがやっている脳の使い方ですよね。
部下や社員を、適材適所に配置して、プロジェクトを回す。これは従来は、資金力があったり組織力のある人しかできなかったことなのです。
どんな人を採用するか？（どんなカスタムGPTを見つけるか？）
その人にどの部分の仕事を割り当てるか？（カスタムGPTの仕事範囲）
どの順番で作業を割り振るか？（メンションの順番）
これから、すべての人が「自分があるスキルをつけてガンバル」という従業員脳から、「スキルを持っているAIを組織して課題を解決する」という経営者脳に脳を進化するタイミングが来ました。
まとめ：カスタムGPTで実現する自分経営力の時代
あなたの「○○がしたい」という想いに忠実に、「自分経営力」が試される時代がやって来ました。一人でいながらにして十人、百人、千人のチームを組織して動く力を誰もが持ち始める時代の到来です。
アニメキングダムのように、軍師を呼び出したり、実働部隊を指揮する者を呼び出したり、不安なときにはメンタルのケアをしてくれる者を呼び出したり。これまで一人で頑張ってきたことを捨てる必要はありませんが、一人でいながらにして組織で動く脳の使い方へアップデートしてみてもいいのではないでしょうか？
ちょうど昨日、この話と合わせて「AI で３つの脳の使い方がアップデートされる」という月イチ無料セミナーを、無料の Facebook グループ「AICLASS Begins（アイクラスビギンズ）」で行いました。
アーカイブもありますので、気になる人はご招待させてください。
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