物語の力:作家 喜多川泰が語る、小説が可能にする世界とは?

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28.5万人のインスタグラマー「まめのき」さんの夢

去る5月11日に、東京にある銀座ブロッサムという会場で、一つのイベントが開催された。

〜人生を編む者たち2024 in 銀座〜

なんとお昼12時から18時にかけての実に4時間にも渡る大きなイベント。その中心は作家 喜多川泰さんと、作家 森沢明夫さんのコラボ講演会+お二人の対談という内容なのだが、このイベント告知画像を見ると、他にも多くの関係者がいることに気づく。

まるで舞台のポスターのように、ちょっと普通の講演会には見ないスタイル

左から、鈴木七沖さん、お二人の作品に関わってきた編集者さんで今回二人の対談のファシリテーターを務めてくださいました。そして、司会の白駒妃登美さん。司会?白駒さんを!?と思った。白駒さんに関しては、以前に記事を書いた方ですので、ぜひ以下の記事もご参考ください。

そして、先日 Facebook ライブでインタビューさせていただいた、28.5万人のインスタグラマー「まめのき」さん。今回のメイン主催者です。この講演会のために、38000文字の電子書籍を書いてくれました。

そして、同じく主催の浅見さん。あさみんって呼んでる。数々の喜多川さんと、様々な人を巻き込むプロフェッショナル。今回もそんなあさみんに巻き込まれて😂懇親会の乾杯の音頭を仰せつかりました。

そして、それに続くのが四人の書評インスタグラマー。なつみさんとくうさんが森沢さん講演前に森沢作品の魅力を、ゆうまさんとしんやさんが喜多川さん講演前に喜多川作品の魅力を全力で語ってくれました。

1500冊以上の本を読んできたという、主催の「まめのき」さん。彼が、この二人のコラボを見たかったのだと言います。人生で、この二人の描き出す「物語」に何度も助けられた、と。この講演会にかけた「まめのき」さんの想いは、先日の Facebook ライブでお伺いしましたので、ぜひご覧ください👇👇👇

その想いがあってか、どの関係者もかけることのできない素敵な講演会となりました。特に、二人の作家による対談は鈴木七沖さんの絶妙なファシリテートと、元編集者の森沢明夫さんの鋭いツッコミで、いままで聞いたことのない喜多川さんの話まで聞くことができました。

今日は、そんな講演会から、僕がココまで「小説」推しになった理由ともリンクする、喜多川さんの言葉「物語にしかできないことがある」についてご紹介します。

作家 喜多川泰の語る「物語」だけにある独自性とは?

森沢明夫さんとの対談にあたり、編集者の鈴木七沖さんがお二人それぞれのインタビュー動画を作ってくださったんですね。とても素晴らしい動画でした。その中で、喜多川さんが語ります「物語にしかできないことがあるんです」と。

これは、僕にとってずっと聴きたかったことだったんです。過去に何本も「小説」だからいいんですよ!という話をいくつも書いてきたから。そんな動画からの対談スタートでした。

元々、小説なんて読まない。それどころか、本なんて読まないって人だったんです、僕は。

それが、「楽読」という感性を大事にする速読に出会って、インストラクターにまでなることになった。インストラクターになった直後、コロナ禍でステイホームという考え方が浸透した時に、喜多川さんの小説に出会いました。当時の Facebook の友人から喜多川泰さんの「福に憑かれた男」という本がいいですよ、と。

ちょうど、この本の編集をされたのが先の編集者 鈴木七沖 さんです。

物語が紡ぐ理想の人生

僕が本を読む目的は「実益」だったんです。本から何かを学び取りたい。自分のためになるノウハウを手に入れたいとおもって、本を読んでいました。

だから、最初はビジネス書や自己啓発本と言ったところから入っていったんです。

客観力〜とか、自信を持つには〜とか、伝え方〜とか。楽読を始めて、翌年には年間200冊を読めるまでになった。でも、知識はわかったけど、それを実践できるかと言えばそうでもなくて…。なんだろう、栄養の高い食べ物を渡されて「これ栄養あるから食べな!」と言われているんだけど、消化・吸収が悪くて受け取りきれない感じでした。

さすがに200冊をすべて購入するのは、金額的にもキツイ(年間で30万円越え)ものがあるので Kindle Unlimited という月額 980円の電子書籍の読み放題サブスクを併用した。読み放題のいいところは、自分の本棚には合わないよな〜という本だったり、自分がいままで興味を持たなかった分野の本も気軽に手にとれることにある。だって、読み放題だから「自分に合わない」と思った時点で、すぐに手放せばいいのだから。

ちょうど新型コロナが始まった 2020年。そんな時に、ステイホームでおすすめされ出会った喜多川作品で

ジーニー

あぁ、小説ってこんなにもたくさんのことを学ぶことができるんだ!?
これは、僕の知っている「小説」とは違うかもしれない!

そう思ったのが、喜多川作品をこんなにも推す一人になったキッカケです。今や彼の作品 20作品を全て読了し、その作品だけを扱った読書会は 140回近く開催してきました。

そう、そこには自己啓発本やビジネス書では、受け取りきれなかった「物語にしかできないこと」があったのだと、僕自身が感じていたのです。

喜多川泰さんの小説には、必ず大切な「学び」をともなっている。だから、僕のように「何かを得たい」という人にとっては、とてもいい小説の入り口になる。ストーリーを伴って何ページにもわたって、それを誰にでも「吸収」できるところまで噛み砕いて、手渡してくれる。だから、自己啓発書よりもはるかに腹落ちする形でそれを受け取ることができる。

さらに、そこには自己啓発書では表現しきれないもう一つの部分がある。それが、森沢さんとの対談で喜多川さんから出てきた言葉が端的にそれを表している。

物語は、情景描写で心理描写が伝わる。心理描写をすることで、その人の歴史が伝わる。

小説に、情景描写と心理描写があることはわかっていた。でも、そこに「その人がたどってきた歴史」までは、言われたらわかるけど、認識してなかった。

読書が映画や漫画と違うのは、読み手によって「思い浮かべている映像」が異なること。作られた「映像」は過去のものだけど、「頭の中で思い浮かべている映像」は未来なんです。

そう、小説のいいところはそこに「絵」が「ありすぎない」ということ。どんなに詳細に描写しても、頭の中の絵が他の人と全く同じになるわけじゃない。だから、そこに「想像する」という能力が育まれていく。

そこで、喜多川さんが引用したのが「すべてのものは二度作られる」でした。7つの習慣ですね。終わりを思い描くことから始める。「一度目は頭の中で、もう一度は現実で。」

すべて今の状態から「思い描いたところ」にいくにはどうするか?どうやって、そこに辿り着くか?今持っているお金だけで、そこに辿り着く方法は何ですか?今持っている材料だけを使って、そこに辿り着く方法は何ですか?これはすべて物語なのだと言います。

つまり、物語を思い描く力があれば、頭の中に思い浮かべたものを目の前に出現させられる(現実化させられる)人生が送れるんですよ。

まとめ

喜多川さんの著者活動は、来年でいよいよ20周年に入ると言います。そして、今回の主催の「まめのき」さんは25歳、お二人の著書を紹介してくださったインスタグラマーの4名の方も、お若い方です。

ちょうど、そんあ喜多川さんの本を読んで育ってきた世代が、「幸せな成功」の形を僕たちの目の前に示してくれるようになってきています。僕たち40代〜50代の世代は、多くの人が「こうしていれば幸せだよ」というある種与えられた幸福の形を追いかけてきたように思います。

でも、それでは「幸せ」になれない。ということに、気づいた。ようやく目が覚めた。

今回のまめのきさんをはじめとする5名のインスタグラマーの皆さんは、みなさん自分なりの幸せの形を、たくさんの本を読み、自分で考えてあの場に立っていらっしゃいました。だれよりも、真剣に自分の内側と向き合う日々を過ごしてきていたからこそ、あの場に立っていらっしゃいました。

レールが外された、40代〜50代の僕たちも、目覚めて、行動を起こす時代に来たんだと感じます。自分の頭の中に思い浮かべた景色を、自分の物語として思い描いてお伝えしていきたいな、と思いを新たにしました。

9/21 喜多川泰&河田秀人 コラボ講演会 対談ファシリテーターをやります

さて、そんな 5/11 の講演会が終了したばかりですが、9/21 に作家「喜多川泰」さんと、伊丹の本屋ブックランドフレンズの名物店長「こんぶ店長」こと「河田秀人」さんのコラボ講演会が神奈川県 相模原市で開催されます。

だれだれ?こんぶ店長って?さて、僕の小説デビューのきっかけとなった喜多川泰さんの「福に憑かれた男」。その店長のモデルがこんぶ店長だといわれております。小さな書店が喜多川さんの本をめちゃくちゃ売り上げる!ということで、想いが現実を作る再生のシンボルとなっています。そんなわけで、喜多川さんの講演会には欠かせない名物店長さんなんです。

さて、そんな喜多川さんと、こんぶ店長のコラボ講演会が 9/21(土) に相模原にて開催されます。当日はお二人それぞれの講演会と、お二人の対談があります。

そこで、対談のファシリテーターを担当させていただくことになりました♪

喜多川さん(左)と主催のともえちゃん(中央左)、そして私(右)
こんぶ店長さん(中央)と主催のともえちゃん(右)、そして私(左)

なんと、9/21(土) なのに 150席のうちすでに 122席が SOLD OUT しております。残席がすでに 28席。二日前で 48席あったんです。今月末まではお席ないと思いますので、ぜひお早めにお席の確保をお願いします。

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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