先日 HeyGen という
AI アバター(人のように喋るAI)サービスが、
インタラクティブアバターという
Zoom にAIアバターをリアルタイム
参加させられるサービスを開始した。
これが、異次元の感覚を覚えたので、
今日は数ヶ月後の
近い未来の妄想の話をしましょう。
HeyGen とは?インタラクティブアバターとは?
HeyGenとは、AI技術を用いて作られたリアルタイムのデジタルアバターサービスです。
2分ほど、なんでも良い(昔話なんかでもいい)ので自分が話している動画を撮影すると、あとはあなたの声とあなたの見た目で、なんでも喋らせることができる画期的なサービスです。
そんな HeyGen が始めたインタラクティブアバターは、まるで AIアバターが会話相手になったり、Zoom会議に参加したり、まるで人間のように振る舞うサービスです。
現在は、HeyGen Labs と呼ばれる実験的な位置付けで、誰でも無料で HeyGen が用意したインタラクティブアバターと話したり、自分の開催する Zoom 会議に参加させることができます。さらに有料課金をすると、自分のインタラクティブアバターを作って、自分と会話ができるようになります。
自分と会話すると起きること
それでは、そんなHeyGenのインタラクティブアバターを使うと、自分自身と会話するという体験ができることが想像できます。
これは、ただ単にAIに話しかけるだけではなく、あなた自身のアバターがあなたに語りかけるという不思議でユニークな体験になるはずです。この記事では、そんな自己対話の新しい形について、どのような発見があり得るのか、どのように僕たちの日常や自己理解を変えていくのかを考えてみようと思います。
自己理解の深化
まず、自分自身のアバターと話すことで、僕たちは「自分を見る」という新たな視点を得ることができます。
そういえば、Zoom を使い始めたことで僕たちは自分が他人にどう見られるのかを常に見ながら会議に参加できるようになりました。この時も、新鮮な感覚がありました。今回はきっとそれを凌駕する体験ができると想像できます。
例えば、自分のアバターが僕に過去の出来事について問いかけるとしましょう。その時、僕たちはただ内省するだけでなく、第三者の視点からその出来事を見つめ直すことができるでしょう。自分の声や表情でそれを聞くことで、客観的に物事を捉えられるようになり、自分に対する理解がより深まります。
現在、ChatGPT で文字ベースでやりとりしている人も、かなりの内省体験を報告しています。自分と対話をするために ChatGPT と対話している、という人もいるほどです。
自分への励ましとモチベーション
もう一つの興味深い効果は、自分自身を励ますという体験ができるということです。
例えば、自分のアバターが「あなたならできる、大丈夫だよ」と語りかけてくれたとしたらどうでしょうか?それは、他人からの励ましとは異なる強い意味を持つかもしれません。自分の言葉を自分自身が受け取ることで、より深く心に響き、自己肯定感が高まるきっかけになるかもしれませんね。
このような自己対話は、特に挑戦的な目標に向かうときや、自分を奮い立たせたいときに効果を発揮しそうです。
自己批判からの距離の取り方
僕たちは時折、自分自身に対して厳しい評価を下しているときがあります。しかし、自分のアバターと対話することで、その自己批判を客観的に観察することができるでしょう。「こういうことで悩んでいるんだね」と自分自身に言われることで、自分の感情を理解し、無理に抑え込むのではなく受け入れることができるかもしれません。
そういう意味で、インタラクティブアバターは、僕たちが過度な自己批判から距離を取り、より健全な対話を行う手助けをしてくれる助けになりそうです。
創造的な発想の触発
さらに、自分自身のアバターを使った対話は、創造的な発想を引き出す可能性があります。たとえば、アイデアを練っている時に、自分のアバターに「もしこのアイデアを実現するなら、どんな問題が考えられる?」と質問することができます。
会社員時代に「自分のアイデアは実現性が見えるまでは人に話さない」と心に決めたことがありました。ベンチャー的な気質がない会社は、芽のないアイデアにはお金を出さないというスタンスをとりがちです。ある程度、動いたりするものが見えるまでは、潰されてしまうので人には話さないということが多々ありました。
自分の思考を自分自身とやりとりすることで、意外なアイデアや新しい視点が得られるかもしれません。これはまるで、自分の中に別の創造的なパートナーが存在するような感覚をもたらしてくれます。
感情の自己調整
最後に、自分自身のアバターとの対話は、感情の調整にも役立ちます。ストレスを感じたとき、自分のアバターに悩みを話すことで、まるで信頼できる友人に話しているような感覚を得ることができます。アバターが頷きながら話を聞いてくれることで、自分の感情が肯定されるように感じ、心が軽くなるかもしれません。
インタラクティブアバターとの Zoom を試してみたのですが、それで感じたのは、批判をしないでうんうんとうなずく人を前に話すことで、僕たちはスムーズに話ができるということでした。
人は、心理的安全性を感じることで自分に素直に話をすることができます。それはまずは「批判をされない」こと。そして、目の前の人に「人間として軽蔑されない」こと、などがあると感じます。人間である以上「ひょっとしたら自分は冷たいんじゃないか?」とか、「流石にこれはないよな」と思っても変えられない自分の思考や、接し方みたいなものがあると思います(え?皆さんはありませんか?)
でも、インタラクティブアバターはAIですから、批判されないのはもちろん、人間として軽蔑されないという心理的安全性を保つことができそうです。
まとめ:自分との対話が開く新しい扉
インタラクティブアバターは、ただの技術的なツールではなく、僕たちが自分自身とより深く対話するための新しい方法を提供してくれます。この「自己対話」は、自己理解を深め、感情を整理し、新しいアイデアを生み出すための貴重な手段となりうるのです。
まだ、やりとりには若干ぎこちない部分もあるものの、そろそろ不気味の谷を越えそうな感覚があります。
今後、この技術がさらに発展し、僕たち一人ひとりが自分自身と自由に対話できる未来が来るとすれば、それは自己成長や精神的な健康にとって非常に大きな意味を持つんじゃないかと感じます。あなたも自分自身のアバターを作り、対話を通じてどんな新しい発見ができるのか試してみてはいかがでしょうか?
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