目に見えない世界を信じています
というとオカルトですか?
と見る方も多いのですが
職業柄パソコン教室をやってると
この「目に見えない世界」を
扱える人が理解度が早いなと感じます。
「改行」という見えない文字
速読講師であると同時に、パソコン教室の講師もやっています。
パソコン初心者に共通することに「行をどうやって詰めたらいいですか?」という質問があります。
つまり、生徒さんは、この赤で囲んだ部分の行間を詰めたいと思っているのです。
そこにある1文字「↩︎」を消せばいいじゃないですか?
と思うのですが、「↩︎」(改行)という1文字が生徒さんには見えていないんですね。通常、人間世界では当たり前に次の行に下ろす、ということをしているから、1行下に降りるために「↩︎」(改行)という特殊な文字が必要、という知識がないんですね。
ちなみに、上記の画面はワードの画面なので「↩︎」(改行)が実際に見えてますが、通常見えていなくても行の終わりには改行の文字が入っています。
つまり、ここにも、ここにも、ここにも、「↩︎」(改行)の文字はある、ということです。
電気クロックという見えない波動
パソコンを買おうとした人は、カタログをみて Core i7 – 13700K 5.4GHz みたいな表記を見たことがあると思います。
仮にそれを見たことがない人も、日本では 50Hzと60Hzの地域があり、一般に静岡県の富士川を境に、東日本は50Hz、西日本は60Hzとなっている、などの知識はあると思います。
みんな 50Hz とか 60Hz って見えてます?
いや見えてませんよね。でも、確実にそこにあるんです。計測機器を使わないと測定することはできませんが、僕たちの生活はこのクロックと呼ばれる謎の波動で生きています。
ちなみに、パソコンやスマホの内部クロックを作っているのは、人工水晶です。水晶には電圧をかけると、定期的に振動するという特性がある。パワーストーンっていうと、スピリチュアルな感じがしますけど、コンピュータも石の力で動いています。石って本当に不思議です。
興味がある人は「圧電効果」「逆圧電効果」というキーワードで検索してみてくださいね。
行間という見えない世界
実は読書という体験も同じです。
昔国語の時間に「行間を読む」と言われましたが、正直よくわかりませんでした。行間?行と行の間?炙り出しですか?と。
まぁ、当然ですよね。国語って「答えを無理やり作った」教科なので、「この部分から読み取れる作者の感情を答えなさい」という質問の答えは本当に作者が感じていることではないこともある。
行間、すなわち文字として書き起こされていない部分に、自分の記憶と、体験と、感覚的なトリガーを使って、橋をかけるのが「行間を読む」ということだと感じます。そうすると、ほんの文節の一節は、自分にとっての特別な一節になって、自分の中に長く記憶として残る。擬似体験として残る、そんな本の読み方ができるのだと思います。
まとめ
映画マトリックスというかれこれ20年くらい前の映画にこんなセリフがあります。
マトリックスはあらゆるところにある。我々を取り囲んでいる。今この部屋にもある。窓から外を見てもテレビをつけても見ることができる。仕事に行く時、教会に行く時、税金を払う時、感じることができる。真実を隠すため目の前をおおっている世界だ。(映画マトリックスより「モーフィアス」の台詞)
私たちが目に見えているものと目に見えていないもの、その比率は1:99とも、1:999とも言われています。
とにかく、電気的なものだったり、科学的なものだったりするものでも、これだけ目に見えていないものの存在に頼っているんです。自分の中で、その目に見えない世界を想像して動けるようになると「改行」のように、スムーズにこの世界とのやりとりができるようになっていきます。
目に見えているものだけではなく、目に見えない世界をちょっと想像して生きてみませんか?
ただ本を早く読むだけじゃない速読スクール「楽読」を通じて、この世界の見え方を伝えています。体験会は定期的に開催しています。教室からの情報をチェックしてみてね👇👇👇
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