ChatGPTと即時フィードバックの力:学習を変革する3つの理由

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即時フィードバックが人の成長を加速する理由

子どもを叱るタイミングは、注意すべきことをした直後がよいでしょう。時間が経ってから叱られても、子どもはピンとこないでしょう。

と言われます。実は大人も同じで、叱るタイミング、褒めるタイミングは、早いほどいい。

ところが、上司として振る舞う際には「褒めるのはみんなの前で、叱るのは個別に」というのがある。人前で叱られると自尊心が傷つく。だから、部下を褒めるのはみんなの前で、叱る時(注意する時)には個別に呼び出してする方がいい。それが、1週間もあとに言われようものならば、「何を1週間もまえのことをグジグジと…」と捉えられかねないし、部下としてもいつ叱られるのかとヒヤヒヤしてメンタルを病んでしまうかもしれない。

すぐに改善できるという、フィードバックの速さが必要なのだ。

TechSuite Blog さんの記事では「AIを活用した模擬面接のすすめ」として、面接への適用もご提案されています。「ChatGPT 即時フィードバック」などの検索ワードで調べてもらえると、数多くの事例が見つかると思います。

問題解決を速める即時フィードバックの活用法

学生時代、1〜2分悩んで答えの方向性がわからない問題はすぐに解き方を見た方がいいよ、と教わってから「問題を解いて、解けない問題はすぐに答えを見て覚える」スタイルに切り替えた記憶がある。

そう、多くの場合
1. 教科書で学習
2. 練習問題をやる
3. 答えを見て間違いを直す
のリズムで学習をするが、これは実は効率が悪い。困った時こそ、僕たちはそのやり方を「必要」だと感じてよく覚える(必要は発達の母)。だから問題から先に始めるのは理にかなっているのだ。

かたや、この方法だと行き当たりばったりで「基礎」や「足固め」できないままに「やり方」だけが入るので、瓦解しやすいという欠点もある。(パソコン教室で教えていると分からないところだけ教えてほしい、という人が来られますが、実は基礎から固めたほうが成長が早いのです。1年後には圧倒的な差になっていることがままあります。)

だから、小単元の学習で基礎を固めて、その練習問題(応用)で、という流れなのだが、ここまでの基礎に「漏れ」や「忘れ」があると積み上げの練習問題でつまづくことになる。

そこで「系統学習」といって、つまづいた理由を高校3年生ならば、2年生のとある単元に、さらには1年生、中学生、小学生、、、と遡るのだが…。この時点で、「無理じゃない?」ってなりません?

だから落ちこぼれていったんです、あの日のボクは。

自分事として学習できる、という特徴

学校教育や通信教育、書籍などで学ぶ従来型の学びは、一般例を学んで、それを自分ごとに応用していくと言う学びでした。ところが、この一般例を「自分ごとに適用する」という部分には大きな隔たりがあるんです。

この部分を「経験」と呼ぶのですが、通常「経験」とは結構痛い思いをして手に入れるものになります。そう、場合によっては二度と経験したくないような「痛み」によって、それが大事だと気づく。彼女にフラれるとか、大学受験に落ちる、とかね。

一方、家庭教師、という学びがあります。一つ一つ、あなたがつまづくポイントを解消していくことができるので、確実に前に進めるのが特徴です。「つまづく」という経験と「解消するという解法」がセットになるので、すぐに改善方法がわかるのが従来型との学びの違いです。

ところが、これまではこの個別指導、とくにマンツーマンの指導には大きなコストが必要でした。なにしろ、あなたより(その学習を行うのに)優秀なヒト一人を、あなたのために時間を占有する必要があるのですから。

この問題は ChatGPT で解消します。例えば英語。有料版 ChatGPT では GPT というカスタム GPT を使用することができますが、その中の一つに「瞬間英作文GPT」があります。

僕は、20年ほどソフトウェアエンジニアをやっていたので、その分野の英文はなんとなくですが読めるんです。学生時代の英語はからっきしダメでしたが😂。でも、書けないんですよね。

日本人でも、外国人でも、なぜ母国語があんなに話せるようになるかといえば「そうじゃなくて、こう言うんだよ」というフィードバックが瞬時に帰ってくるからです。絶えず自己改善を繰り返すことができる。しかも、発言を踏みとどまるような「恥ずかしさ」を感じるまでもない幼少期からそれを繰り返しているので、母国語は否応なしに上手くなっていきます。

AI 学習のキモもそこにあります。相手の時間を奪うことなく、高速なフィードバックと、恥ずかしさを感じないこと。だって、相手は人間ではないのですから。

まとめ

今日は、ChatGPTを利用することによる「フィードバックの速さ」がなぜ大切なのかを説明しました。

  1. 人はフィードバックが早いと改善しやすい: ヒトは行動の直後にフィードバックを受け取ることで、そのフィードバックをより効果的に理解し、行動を修正することができます。褒めることも叱ることも、タイミングが早ければ早いほど効果的です。しかし、フィードバックのタイミングは状況に応じて適切に選択する必要があります。
  2. 解けない問題はすぐに答えを見るべき: 学習において、問題を解く過程で直ちに答えを確認することは、解決方法を理解しやすくする助けとなります。これにより、必要な知識をタイムリーに取得し、学習プロセスを効率化できます。
  3. 自分事として学習できる、という特徴: パーソナライズされた学習、例えば家庭教師やChatGPTのようなAIを利用した学習は、個々の学習者が直面する問題点を特定し、それに対する解決策を提供することで、より効果的な学習体験を実現します。これにより、学習者は自分自身のペースで学び、具体的な問題に対する解決策を獲得することができます。

ChatGPTのようなツールは、即時のフィードバックを提供することが可能であり、学習者が恥ずかしさを感じることなく、自身のスキルを向上させることができます。特に言語学習においては、瞬時の訂正やフィードバックが、効果的な学習過程を促進します。

まだまだ「幻覚(ハルシネーション)」と呼ばれるAIがウソをつく問題はありますが、それは先生も近所のおじさんも同じこと。そんな身近なフィードバックの相手としてAIを日常に取り入れる。AIと共に「暮らす学びの場(CLASS)」を作っています。

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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