【AI時代の必須スキル】速読のポイントは内言否定ではなく内言圧縮だった

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内言とは何か?

内言(ないげん)とは、頭の中で自分自身に話しかけることを指します。これは、本を読んだり、一人で考え事をしたりする時に行われる自然な行為です。内言は、記憶する力に役立ちますが、これが遅いと読書速度が低下することがあります。

そして、この内言に関して最近気になるナゾロジーさんの記事を読みました。

内言を否定するよりも圧縮する理由

速読の訓練では、「音読」を「視読(しどく)」に切り替えるという試みをすることがあります。視読(視読)というのは、目で見た文字を直接脳内の画像や映像に変換することです。例えば「自宅」と聞いて、ご自身の家の外観がパッと頭に浮かんだ人は多いのではないでしょうか?それが、視読の状態です。

ところが「経済格差」と聞いたら、このイメージは持っていなかったりしますよね。

👆上の文章、頭の中で「音読」していませんか?もし「そういえば…」と感じられたら、あなたは内言を使っています。

速読では、内言を否定(頭の中で音読するのを止める)することが推奨されることがあります。しかし、このアプローチにはいくつかの限界があります。

  1. 理解力の低下:内言を完全に排除すると、文章の理解が浅くなる可能性があります。内言は、情報の処理と理解において重要な役割を果たします。
  2. 自然なプロセスの否定:内言は自然な思考プロセスであり、これを完全に排除することは困難です。また、多くの人にとっては、内言を利用することが快適です。

僕がインストラクターを務めていた速読スクールでは、その人それぞれにあったやり方を採用しますので完全否定はしていません。でも、受講生さんによっては「頭の中での音読が治りません」と苦しむ人もいます。

でも、先の記事リンクでも示したとおり「内言」は記憶に関わる大切な働きがあるので、そもそも「否定」をするものではないのです。

効果的な内言圧縮のテクニック

「音読が治らない」と苦しむ人には、内言のスピードの話をすることがあります。

最近はオーディブルや、Amazon Kindle 電子書籍の音声読み上げなどで、文字ではなく音で文章を理解することもできる時代になりました。そういった仕組みを使って、受講生さんに同時に読んでもらうことを試したりします。「目で読む方法」と「音で聞く方法」を同時並行でやる。しかも、音で聞く方法は二倍速にしておきます。すると、受講生さんは一つのことに気づきます。

あれ?二倍速の「読み上げ」って遅いですね。私の方、目で追っていくスピードの方が速くて追い抜いていきます。

そう、内言って実は物理世界に音を出す必要がないので、実はめちゃくちゃスピードアップすることができます。超高速に口を鍛える必要はありませんから(笑)上記のように二倍速の音読を超えているのだとしたら、あなたの内言は圧縮されています。

つまり、内言を否定するのではなく、圧縮することで情報処理を効率化することが可能なのです。以下に、内言を圧縮する具体的な方法を紹介します:

  1. ブロック読み
    • 人は一字一句を読んでいるように思いますが、ある程度の塊で文章を捉えています。
    • 僕の場合、上の文章なら【内言って実は物理世界に音を出す必要がない】【実はめちゃくちゃスピードアップする】【超高速に口を鍛える必要はありません】ぐらいの塊はパパッと見てます。
  2. 視覚イメージの利用
    • 言葉だけでなく、視覚イメージを利用して情報を処理します。頭の中で絵を浮かべる、です。これにより、脳の処理速度が向上し、内言を補完することができます。中には「情緒」など、絵にするのが難しい概念もありますが、最近は AI によって視覚化しにくい概念にも絵を浮かべることができるようになりました

内言圧縮の練習方法と実践例

内言の圧縮を練習するための具体的な方法は以下の通りです:

  1. 初めは内言を使いながら読書し、徐々にブロック化や視覚イメージの利用を取り入れます。これにより、自然な内言の圧縮が可能になります。
  2. Audible や、Amazon Alexa による音声読み上げで「二倍速」で読ませたり、以下に示す「Video Speed Controller」などで三倍速以上のスピードでの読み上げに慣れることで、内言のスピードが上がります。
  3. 視覚イメージ化が苦手な人はAIによる画像生成を使用してみてください。

まとめ:AI時代に向けた速読スキルの強化

速読の鍵は、内言を完全に否定するのではなく、効率的に圧縮することにあります。内言の圧縮を通じて、情報処理速度を向上させ、理解力を保ちながら速読を実現することが可能です。このアプローチを取り入れることで、より効果的な速読が期待できます。

速読の本質はイメージです。そもそも、あなたがそれを「できる」と思えないならば、おそらく一人でこの壁を乗り越えるのは難しいと思います。そういったときに、あなた以上にあなたのことを信じてくれるのが「師」となる人の存在です。

なぜなら「師」は、あなたと同じように「できない」人が「できる」ようになる瞬間に数多く立ち会ってきていますから、あなたも必ず乗り越えられると信じてくれます。あなたが、あなたのことを否定しない限り、「師」は共に乗り越えてくれる伴走者になります。

自己否定もまた「内言」によって生み出されます。だから「外言(外に出てくる言葉)」がどんな逆境も跳ね返す言葉を使い続けている人を「師」に選ぶといいですね。自然と自分の言葉が変わっていきます。

僕はもう速読トレーニングはしていませんので、師と共に乗り越えたいと思われた方は、素敵なインストラクターさんをご紹介します♪ぜひご相談くださいね。

生成AIによって、日々大量に文字が生み出されるこの時代。速読力はとてつもないあなたの自力になりますし、内言の圧縮はそのまま生成AIに負けない思考力になります。ぜひ、AI と一緒に身につけてみてくださいね。

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界を統合し、その力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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