「感情の奥底に隠れた真の想い」に辿り着く方法

2023年10月28日

人間の感情って複雑なもので
基本感情は8種類といわれながらも
複合感情は12種とも27種とも54種とも言われる
特に多いのは2185種もあるなんて話も

「許せない想い」と「あこがれ」が
同居してるな、と感じたんです
という「楽読」受講生さんの
エピソードを紹介します

絡み合った感情

「楽読」という速読スクールのインストラクターをしている。今どき、「人がやっている速読スクール」というのは、ちょっと珍しい方で、いま多くの速読スクールではパソコンを使ってトレーニングをしているところが多い。

パソコン教室のインストラクターもやっているので、そんな僕が効率を重視すれば「パソコンじゃないのか？」と思うかもしれないが、こと「速読」というものに対しては「やっぱり人じゃないと難しい」と思っている。

子供はいいんです、思い込みのブロックが少ないから。新しい読み方の「メソッド（手法）」を入れればすぐに読めるようになる。だから世の中には子供向けの速読スクールが多い。ところが、大人向けの速読スクールとなると極端に減るのは、大人には「凝り固まった思い込み」があって、それが読書スピードを遅くしている。

「音にしないと読めない」とか、「一字一句読み落とさないで読まないと理解できない」とか、「一度で読み切らないとダメ」だとか。

無意識下で複雑に絡んだ思い込みだったり、感情だったりが「メソッド」の受け入れを拒否している。それを一つ一つ紐解いていくのが、人間の対話でしか解（ほぐ）せないんだと、僕は思っている。

だから、この「楽読」という速読スクールをやり続けているんだけど、受講生さんの心を紐解いていくと、気付かされることも多い。

「バカは嫌い」

そんな「楽読」の中では、「10分間眺める」時間というのがある。４つの並行動作をすることで周辺視野を広げ、感性を高める時間というのがある。

４つの並行動作の一つは「話す」ということ、本を見ながら「話す」。なんとなく、パニック感伝わるでしょ？でも、5回、10回とレッスンを重ねていくと、これがいい感じに自分の内側を見つめる時間になる。

先日、とある受講生さんとこの10分間眺めるの中で「最近気づいたこと」というテーマで話していました。

「自分の許せない想いに気づいたんです」
そして、それが「あこがれ」であるということも。

ジーニー

ん？どういうこと？

「バカが嫌い」って思ってたんです。それは自分に対しても思っていて「自分を許せない」と感じていました。だから、本を読んで自分の言葉で伝えられるようになったら、自分を許せるようになるんじゃないか？という「あこがれ」のようなものでもあるんです。

ジーニー

なるほど、だから「速読やりたい」って思ったんだ。

「本を読みたい」の本当の想い

「本人すらも気づいていない想い」というのがあります。たとえば、「怒り」という感情の根っこには「寂しい」という想いがあったりする。ところが、その想いが自分の中で噛み砕かれて、噛み砕かれて、８割くらい消化されたところで「怒り」になって出てきたりすると、そもそも自分が本当は何が欲しかったのかわからなくなっていることは多い。

人は心の奥底に、今までの経験から「何かが欠けている」という感覚を持っています。無意識に、欠けているものを埋めるために行動をしていたりします。

「楽読」の体験をしにくる方で「本をもっと読みたいと思ったんです」という話を掘り進めていくと、別の「やるせなかった想い」に繋がることが多い。

会社の中で「お前何言ってんのかわかんねーよ」と言われて、「ああ、私の話ってどうして伝わらないんだろうか？」「え？知識が足りないから？」「もっと、本を読んだら解消するかな？」「でも、私本読むの苦手だからな」「本が早く読めたら、話が伝わるようになるかも」「速読スクール行ってみよう」

という根底にあるのは「認めてほしい」という想いだったりします。ところが、「噛み砕かれて、噛み砕かれて、８割くらい消化された」状態で「本をもっと読みたい」というアウトプットに変わっているワケです。

自分の本当の想い、に繋がらないと実は表面上の「メソッド」を解決しても、悩みの解消には繋がらなかったりします。まぁ、そういう意味でも「速読」をやるために紐解いていく「あなたの無意識下の想い」が分かっていくと、素直にいろんなことを受け入れられるようになる、のですが。

まとめ

今日は、人間の複雑な感情と速読の関係についてお話ししました。

基本の感情は8種類であると言われていますがが、複合感情は数多く存在する。速読スクールでは、感情や思い込みが読書スピードに影響を及ぼすことがあるため、それを理解し、紐解いていくことが大切だと思っています。

特に大人は固定観念が強く、そのために新しい読み方のメソッドを受け入れるのが難しいことが多いのです。しかし、真の感情や欠けているものを理解することで、速読の技術だけでなく、人としての成長も期待できます。

だから、僕たちの「楽読」では、感性も大切にしているのです。自分をもっと理解したい人に、おすすめの速読スクールだと思っています。

この記事を書いた人

ジーニースピリＩＴエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。