最近の僕のコンセプトは
「AIとコトバの力で弱点を逆転する」
もちろん欠点でもデキナイこと
でもいいんだけど
韻を踏みたかったから
弱点を逆転
そう、克服ではなく
逆転!な理由がそこにあります
昭和・平成生まれの苦悩 〜少ない評価軸〜
僕らのように、昭和生まれにとっては「自分の苦手は乗り越えなさい」と言われて生きてきた。「給食は残さず食べなさい」と給食時間が終わるまで残される子供がいたし、人より苦手なところは人並みになるまで努力しなさい、だった。
学校というところは国語、算数、理科、社会、音楽、図画工作、体育を頑張ればいいところで、その中でも芸術系、体育系、芸術系の科目は一握りの人しか、将来日の目を見なかったものだから、国語、算数、理科が僕たちを評価するモノサシだった。
そう、圧倒的に人を評価する軸が足りなかったんです。文系か理系か?なんて言うのはその最たるものでしょ?国語は文系、算数・理科は理系。おいおい、ちょっと雑すぎやしないか?
そんな中で、いい大学に行って、いい会社に入って、あとは終身雇用で定年まで。貯金しておけば勝手に資産は増えていく。そんな時代が僕らの親の時代にはまことしやかに囁かれていた。
それが、違うよ…と分かり始めたのが僕らに社会人が見え始めてきた 1990年代だったような気がする。
モノサシ(評価軸)の多様化
国語、算数、理科、そこに僕らの頃は中学から英語という教科が増えるようになっていく。それでも、人が評価される軸としては少なすぎる。
今なら、X や YouTube でバズって、イラストレーターや音楽界、スポーツ界に進出することはできるし、3教科以外に評価される軸がいくらでもある。科目になっていない、共感力や聞く力を活かしてカウンセラーやコーチとして活躍する人もいる。
読書好きなんて、ただの趣味、だと思われていたものが「書評インフルエンサー」として人に価値を届けるという道がひらけている。
人には特性がある。50年も生きてくると、努力ではどうしようもないものも見えてくる。本当はもっと多くの評価軸があれば、自分の特性が見出せた人が、当時は5つぐらいの狭い軸で判断されていた、それが昭和の価値観だったのだと僕は感じている。
苦痛回避系と報酬系
「片付けられない」というのは、僕が昔から言われてきたことだ。
何度も片付けようと思ったが、こればかりはうまくいかない。そんな時に聞いたのが「風水」の話だった。「覚悟の磨き方」などで大ベストセラー著者の池田貴将さんのイベントで聞いたエピソードだったと思う。
池田さんが原稿を書いて、うまくいかなかったページをクシャクシャと丸めて捨てていた時に、彼の秘書が「めちゃくちゃ嬉しそうに掃除をしている」のだと。池田さんが「なんでそんなに嬉しそうにゴミを拾っているんだい?」と聞いたところ、「ここ、池田さんの運気の通り道なんです!ここを綺麗にすれば、池田さん儲かるんです、ということは私も儲かるじゃないですか!」と答えたのだそう。
これを聞いてすごいな!と思った。
「嫌なこと」を「やりたいこと」に転換する力、それが「コトバ」の力だと思った。
部屋が散らかるのが嫌だという「苦痛」を避けたいがために取る行動は、部屋が綺麗になって未来に希望が見えるという「報酬」に比べて圧倒的にネガティブだ。どうせやるなら「やりたい」という気持ちで取り組みたい。
人間の気持ちを「逆転」させる力は「コトバ」にある。それを使いこなせる人であろうと思っている。
弱点は乗り越えるか、逃げるか
人には特性がある。50年も生きてくると、努力ではどうしようもないものも見えてくる。
いや、本当は乗り越える方法があるのかもしれないし、それをお伝えしている人はたくさんいる。それならば、僕は「逃げる方法」それも「圧倒的に戦略的に逃げる方法」をお届けしようと思ったのが、このAI時代なのです。
計算がとにかく苦手な僕は、「Excel」(当時はアシストカルクとかLotus 1-2-3という表計算アプリ)の登場によって、計算はパソコンに任せちゃっていい時代が来る!とワクワクしました。これって、「計算力を高める=乗り越える」方法を捨てて「計算力を高める=表計算アプリに任せる」という逃げの戦略なのです。
それが、AI によってどんどん「逃げの策」が取れるようになってきました、と同時に 2024年はこんなアニメもスタート。そう、逃げの時代の到来です。
言語化が苦手ならば、AI とともに言語化力を身につければいい。絵を使って説明ができないならば、AIに思い通りの絵を描かせる方法を学べばいい。
でも、AIを使うのはずるい、卑怯だ!と言う人は、その手段に蓋をすることになります。道具やテクノロジーの力を使うことに「ずるい」と思うのは、当たり前の感情の一つだと思います。それは、そのテクノロジーによって解消する苦労を知っているからです。
しかし、昔の人が私たちの生活を見たらどう思うでしょうか?水道を使ってずるい。タイピングをしてずるい、Canva を使ってずるい、そう思うかもしれません。
僕が子供の頃には、まだ川で子どものおしめを洗うばあちゃんがいたものです。え〜汚い、と思ったものですが、要はおばあちゃんたちにとってはそれが当たり前の世界にいたのです。そして、その頃「紙おむつ」を使っていた人は、そうしたおばあちゃんたちに「子供への愛情がたりない」と揶揄されてきました。
そう、「ずるい」というレッテルには、そこで苦労を積み重ねてきたあなたがいます。
赦(ゆる)して先に進もう
僕らは苦労して身につけたことほど、それを手放したくありません。
僕はソフトウェアエンジニアでしたが、僕自身を含め今の状況は「ずるい」と感じざるを得ない状況です。なんていったって AI が秒でプログラムを作る時代ですから。
ですが、コンピュータの世界はドライです。役に立つものがより正確にできれば、目的を達成することができます。プログラム言語を覚えることが価値ではないのです。プログラム言語を使って、目の前の課題をよりスマートに解決できることが価値なのです。
その時には、ソフトウェアエンジニアは、論理的に課題を解決するためのインスピレーションを武器にすればいい、それはきっと僕たちが乗り越えてきた課題の中で自然に身についているもので、決して「プログラミング言語を知っている」などという分かりやすい、表面上の知識ではないのです。
もう、AIに頼っていいんだよ、頼れる自分ってすごいんだよ、と赦して先に進みましょう。
それが「執着を手放す」ということです。それは一見、あなたの居場所を奪うことになるかもしれませんが、それで奪われる場所はそこまでだったと「思えるようになりたい」と今は思っています。(ということは、まだ思えていない僕がいると言うことです🤭)
まとめ
「できない」ことは「AI をはじめとするテクノロジーのすごさ」に気づく力になります。これは「できている人(克服した人)」にはよくわからない気づきです。だからこそ、別の解決方法、つまり「AIで解決する方法」の凄さとそれを使いたいと思うエネルギーは、「できない」あなたにしか感じられないものなのです。
これが弱点を逆転するの発想です。
昭和・平成の時代はハードルの飛び越え方を正しいとする世の中でした。ところが、ここにきて「AIやテクノロジーで戦略的に逃げる」というハードルの下のくぐり方もいいんじゃないか?というルートが生まれてきました。
そんなことばかりしていると「乗り越えられない人になる」というご意見もあるでしょうが、それは僕以外の人が伝えてくれていますから僕はそう言う人も含めて、この世界を信じることにしています。僕は「戦略的に逃げて、弱点を逆転する人生」それって面白いんじゃないか?を伝えていきます。
弱点を逆転するワークショップ
そんな僕が今、渾身の力を込めて作った講座が「プロンプトなしで大丈夫❣️ChatGPT本当に使える10の使い方 一緒に進めるワークショップ」です。
10年かけて見つからなかった自分のポジショニング(業界での立ち位置)がAIの助けを借りることで一瞬にして解決したと言う人もいましたし、「私、自分のことバカだと思っていました」が単に私に届きやすい方法を知らなかっただけだと分かりました、そう感想をくれた方もいました。
今 ChatGPT を教えている人の多くがプロンプトをしっかりと学びましょうというスタンス(「プロンプトぐらいは乗り越えましょう!」)で教えています。でも、僕たちはもっとその前の段階で拒否してしまっていることが多いのです。もっと ChatGPT と仲良くなって欲しい、という思いでワークショップを作りました。
詳細、ならびにお申し込みは以下のリンクをクリックしてくださいね👇
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScP3HMm1DCcrwP-nDJn4UOfR-rMsaJE6VfHcVV4d507RFGLQQ/viewform?usp=sf_link
ChatGPTデイリーハックと AICLASS Begins
現在、週に3日 朝30分の時間を使って、ChatGPT はもちろん、さまざまな AI の活用を日常に落とし込む「ChatGPT デイリーハック」という学びの場を提供しています(月額 3,300円)。私がこうしたAIツールをどんなふうに活用しているのか?AIの使い方に加え、画像生成AIや、検索AI、さらには音楽生成AIに至るまで、私だったらこう使うという視点で 30分を共に学び意見交換しています。
コンセプトは「普通の人のAI活用術」です。AIサービスをゴリゴリ作ります!という人には向いていません。温かい仲間と一緒に過ごす朝の30分。AI時代のモノの見方、考え方を身に付けたいという人にはとてもいい学びの場です。
なにより、参加者の皆さんがこうした AI ツールをどう使いたいのか?というのが肌感でわかるのも非常に学びになりますね。
興味のある方は、以下のLINE 公式アカウントから「朝30分のAI習慣 ChatGPT デイリーハック」ボタンを押してくださいね。
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