タイトルで驚かれた人も
いるかもしれませんが…。
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この春、速読スクール「楽読」の
新潟鴨頭スクールを 4/30 をもって
閉校いたします。
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今日は思いっきり個人的な
お話になるかもしれませんが
今の想いをつづらせていただきます。
4/30をもって楽読新潟鴨頭スクールを卒業します
あらためまして、この2024年4月30日をもって「楽読新潟鴨頭スクール」を閉校いたします。2020年2月17日より開校し、丸4年になります。この度、受講生さんが一段落するという理由と、もうひとつ、この自分をより活かすために「楽読」からの卒業を決断しました。
「楽読」との出会い
2019年6月29日の YouTube 講演家「鴨頭嘉人」さん(鴨さん)の講演会の主催をさせていただくちょうど一週間前のことだったと思います。鴨さんから「ジーニー楽読やらない?」というお声がけを頂きました。
パソコン教室を並行していたため、2日悩みましたが僕の肚は決まっていました。それはなによりも、一緒にお声がけいただいた鴨さんコミュニティのメンバーが、素敵な人たちだったからです。そんな仲間と一緒に仕事がしたい。その想い、そして僕自身が本を読めるようになりたいという想いから「楽読インストラクター」を目指すことになります。
「楽読」を通して得たもの
「楽読」は速読スクールとして認知されています。
ところが、この四年間楽読インストラクターをやってきて、この楽読を出発した人の多くが「本が早く読めるようになりました」というのを第一の感想に掲げないのです。
それは、僕も同じ。僕の場合は、
✅本を読み切れるようになった
✅圧倒的な言語化力を手に入れられた
✅ブログを書き、継続できる自分を手に入れた
✅本を出せるようになった
✅作家さんの講演会ファシリテーターを務めることになった
ここからは少し昔話をします。
遡ること5年前、2019年初に行われた鴨さんの「スタートダッシュセミナー」で、「今年は発信する年にする」という決意をしました。人は何かを決意すると目の前に「出来事(経験)」が起こります、それはもう面白いほどに(笑)。まさに「経験はパズルのピース」なのです。
それまでぽつぽつと Facebook にアップしていた本の写真を見たひとりから「ジーニーさん、本ってよく読むんですか?よかったら、僕と何かやりませんか?」と声をかけてくれました。それが 133回の読書シェアライブを一緒にやってくれた「すけさん」でした。
二人で1週間に一度、1冊の本を読んでお互いの感想をシェアしようという「読書シェアライブ」を始めました。ところが、1週間に1冊の本を読むって、簡単に見えて全くできませんでした。💦
2月から始めた読書シェアライブから4カ月。それまで読みためていた本のストックは底を突きました。「さぁ、いよいよ本を本格的に読まなきゃいけないか?」と思っていたところに鴨さんからの「楽読」のお誘いがありました。
7月の僕の誕生日から受講生としての「楽読」がスタートしました。とにかく早く習得したいと思いましたから、1カ月で24回のレッスンを受講しました。そうして、それまで1年に5冊も読まない僕は、本を読める(読み切れる)体質へと変わりました。
結果的に2019年は40冊の本を読みました。その年の年末から一つの変化に気づきます。年末に読んだ本が「どれも当たり!」な本なのです。すべての本に、今の自分にピッタリなメッセージが書かれている。そんな感覚でした。ツイてるな、と思っていましたが、その後に読む本も当たり本ばかり。そこで、「感じる」ことを大切にする「楽読」のおかげで、僕の感性が上がったのだと気づきます。
そして、2020年2月17日に「楽読新潟鴨頭スクール」を開校します。この頃から不穏な話を聞きます。新型コロナです。2カ月を経て、全面的にウェブレッスンしかできない状況に陥ります。
その時に、Facebook では「ブックカバーチャレンジ」といって、1週間本の表紙だけをシェアして自分のオススメの本を紹介しよう!という取り組みが流行します。そんなときに、えんとつ町のプペルをモチーフにしたプペルバスイベントを新潟で主催する「ミカさん」から「ジーニーさんにおススメですよ」と紹介されたのが、喜多川泰さんの小説「福に憑かれた男」でした。
小説なんて時間のムダ…だと思ってました(ごめんなさい)。でも、素晴らしい取り組みをされている「ミカさん」からのご紹介ですから、とりあえず読んでみよう、と思いました。それからの喜多川ワールドへのハマりっぷりは、このブログを読んできてくださった方はご存じのとおりです(笑)
喜多川泰さんの小説の良さは、「人生に魔法がかかる」と言えます。
主人公や登場人物の言葉や考え方を、ストーリーを通して僕たちはゆっくり体にインストールして(浸透させて)いきます。それは、いままでの人生で「どうせ私なんて…」と思っていた場面で口をつく言葉が、「こんな面白いことはないよね!」に変わっていたりすることで、初めて気づきます。
楽読のレッスンをしていると気づくことがあります。それは、あらゆる場面でふと口を突く「内なる声」が「私にはムリ…」になっていることです。多くの人がそれまでの人生で、親や周りの人から浴びせ続けられた言葉で、条件反射的にその言葉が沸き起こるようにプログラムされてしまっているのです。
喜多川泰さんの小説は、一般的には「自己啓発小説」と呼ばれるジャンルになります。そんな口を突く、自分を不幸にする言葉が、「その本を一冊読み終わると変わっている」ようなメッセージが込められています。でも、それが「説教クサく」ないんです。
おそらく、これが自己啓発本だったりビジネス書だったりしたら「いや、それはわかるけど…」って話で終わると思います。ところが、それが小説だからこそ、主人公が葛藤の中でその言葉を受け入れていくのと一緒に、自分の中の受け入れられない自分が解けていきます。
本一冊を読み終わる頃には、本のセリフは自分の人生において「魔法の言葉(スペル)」となります。窮地に立たされた時に口を突く言葉が「やっぱり自分にはムリだ」から「これはチャンスかもしれない!」に変わるということです。そうして、一日一日を過ごす人の人生が、本を読まなかった人の人生と同じだと思いますか?僕はそうは思いません。
そして、そのすべてのきっかけが「楽読」との出会いを通して、今につながっているんです。
退路を断つから「決断」という
実は、この年初にはスクールを閉じるということは考えていませんでした。心境の変化はこの1カ月で起きたということです。それが、4年前に担当したある中学生が、この度僕のパソコン教室に入学するということに起因しています。
彼女の姿を見たときに、人は4年でここまで成長できるんだ!と思いました。
そして、同時に僕がこの4年でやってきたこと。本を読んだり、ブログを書いたり、本を書いたり、クラファンを立ち上げ成功させたり、AI を通して人の可能性を広げたり。それが、彼女のような「○○したい」という想いを、圧倒的なスケールと圧倒的なスピードで叶えるための力になれるし、それが自分のやりたかったことだ!と感じたからです。
そもそも、「ジーニー」というのはパソコン教室をやっている僕が「テクノロジー」の力を借りることで、圧倒的なスケールと圧倒的なスピードで、夢をかなえるお手伝いができる存在をイメージして2018年から名乗り始めたニックネームです。
それが、6年経って AI がかつてないほどの進化を見せたことで、この魔法のようなテクノロジーの力が夢を叶える「本当の魔法」になりうると感じ始めています。想い描いた理想は、一瞬にして叶えられる時代に入りつつあります。僕はこの時代の「魔法」の使い手として、より自分を活かせる分野で夢のお手伝いをさせていただくことを選びました。
そのために、居心地の良い「楽読」という場所を手放すことにしました。現代において、人はめったなことで死ぬことがなくなりました。戦時中の日本は、死と隣り合わせにある時代でしたが、幸か不幸か僕たちは「めったに死なない」という時代を選んで生まれてきました。
それは同時に、決めなくても人生を生きながらえる、ということでもありました。ところが、ここにきて、新型コロナであらためて「人はいつ死ぬかわからない」という経験をすることになります。命からがら戦地から逃げた人は、それまでと同じ生活はできません。東日本大震災、中越地震、能登半島地震など、天災により生まれ育った土地を離れなくてはならない人もいます。
それはある意味、退路が断たれるということです。決めざるを得ない状況。
幸いにも、新潟という土地にいながら今回の液状化の影響も受けずに、日々を生活できています。その中で、自分の退路を断つというのは、自分のことながら勇気がいることだと思います。でも、ここから前に進むために、僕は「楽読」という退路を断ち、前に進むことにしました。
まとめ:明日へ
この人生を、自分の満足のためと僕とかかわる人の人生をより豊かにするために、活かせる道を選ぶことにしました。
このブログは、主なテーマをAIに変えて、AIと人の精神性といった面にフォーカスしてこれからも続けていきたいと思います。引き続き応援してくださるとうれしいです。
これまで、楽読に誘ってくださった鴨頭嘉人さん、受講生の皆さん、楽読新潟鴨頭スクールにかかわってくださったすべての方に感謝をお伝えいたします。ありがとうございました。
AIと暮らす(CLASS)社会を目指して、僕はこれからも活動を続けていきます。
本気で世界と繋がりたい人が、「テクノロジーの絵筆」を手にする講座を作りました。Stable Diffusion AI アーティスト1日養成講座。僕が2023年から約700時間超、40000枚以上の画像生成を通して身につけた生成手法をすべてお伝えします。(3月も開講します!)
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その性質上、AI と共に暮らす(CLASS)という前向きな人に参加してほしいので、僕からの招待制とさせていただいています。こちらも、先の LINE から「FBグループ参加希望」とメッセージを頂ければご案内いたします。
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