AI講師の僕にとって「楽読(らくどく)」とはなんだったのか?

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「楽読」とは?

一言で言えば「速読(そくどく)」スクールです。本を速く読む技術、速読。

あぁ、あの一冊を5分とかで読めるやつね!

というあなたの知識はあっていますが、楽読は元の読書スピードの2〜7倍を目指すゆる〜い速読です。なぜなら、根底に流れるコンセプトが「本を速く読むこと」を目的としていないからです。

ちなみに、日本人の平均的な読書スピードは、400〜700文字/分 と言われています。仮に日本人平均を500文字/分とすると、7倍ならば 3500文字/分 ということになる。本1冊は10万文字〜20万文字の本が多いので、3500文字/分なら約30分で1冊の本が読めることになる。それも、熟読で。

そんなバカな!?斜め読みだったり飛ばし読みだったりするんでしょ?

と思うかもしれないけど、熟読でまぁまぁ速いし、実は速読を習ったことのない人でも 3000文字/分 とかの人って、まわりに実はゴロゴロいるんです。そういう人は、自分が普通より速いことすら自覚していません。大体、年間に100冊も読むような人はそのくらいのスピードで文字を読めてしまっているのです。

そう、「楽読」は速読スクールとしては、人によっては「あたりまえ」な基準の世界に連れていくだけの「速読」です。でも、「楽読」というのは「読む」というプロセスを通して「人が本来あるべき姿へ還る環境提供」をしている点で、他の速読スクールとは目的が異なります

人が本来あるべき姿へ還る環境提供

って聞いた時に、何それ?怪しい!って思ったんですよね、僕😂。

今の僕だったら、なんて表現するだろう?「人が本来あるべき姿」は「自分のことを自分で決められる」って表現がしっくりくるかな。これは、僕自身の定義で、楽読創始者の平井ナナエさんや、他のインストラクターさんとは違うかもしれない。その前提で以下の文章をお読みください。

ちょうど、楽読インストラクターを始めた 2020年2月、中国武漢から謎の殺人ウイルスが出始めたとのニュース。そして、アメリカではインフルエンザがかつていない猛威を振るっている。そんな情報だった。(結局、当時のアメリカはとっくに COVID-19 が蔓延していたんでしょうね)

そう、この4年間、僕たちは「自分で自分のことを決められるか?」という、大きな命題の中にいたような気がします。

ワクチンを打ちましょう!2回です、いや3回、いや4回。まって、打ちすぎると死亡率が上がります。海外ではブースター接種の危険性が…。

次亜塩素酸水がいいみたいですよ、空気を清浄しなくては。噴霧させましょう、いや!噴霧はダメです。え!?

いいって言ったじゃん!どうしてくれるんだよ!なくなった祖母に会うことなく葬儀となりました…。みたいな話は何百と聞いた。

情報過多の中にあって、いろんな情報が錯綜する中、「あなたはあなた自身の信じる方法で、自分と自分の大切なものを守れますか?」という問いを常に問い続けられていたのだと思う。そうやって、自分を基準にこの4年間を生きてきた人は意外と困っていないように見えるし、他人の基準に合わせている人は今も誰かの責任を追求し続けているように見える。

自分基準で生きられるようになると「人は楽に生きられる」ようになる。

ワクチンについて言えば、パソコン教室に講師として立つ以上「生徒さんに不安を感じさせたくない」という想いから2回の接種を行なった。でも、2回目の接種の副反応で 40.4℃の熱がでて、これ以上は「アナフィラキシー症状」が出るな…と感じたのでやめている。生徒の手前、面目も立つし、ね。

「生徒さんに不安を感じさせたくない」って言うのは、自分じゃないんだよね。2回目の接種の副反応で 40.4℃の熱がでてこれはマズイと思った。自分の体のことを自分で感じる。そんな簡単なことすら、人間は自分で判断できなくなってきている。だれかの思考の中で生きている。

ちょうど、平成の終わりまでは「ロジカルシンキング」至上主義で、論理的に正しいことがビジネスの現場では優先されていました。でも、論理的に正しくても「人間的」「感情的」に納得できないことってたくさんあるじゃないですか?そんな情報化社会の中でなくしつつある「あなたはどう感じるの?」というのを「読む」を通して、取り戻していくのが「楽読」という速読スクールだったのです。

なぜ「読む」トレで「楽に生きられるようになる」のか?

多くの人にとって「読む」という行為は、いくつかの無意識下の動作が複雑に絡み合った高度な行為です。

まず、簡単に分解すると「読む」は「見える」+「分かる」と分解できます。「見る」と言わず「見える」と書いたのは、今や僕たちにとって目に入るものは勝手に見えてしまう「無意識」の行動だからです。もっと言うと、目の前に掲げられた文字を「読まないでください」って言われても、僕たちは「読んでしまう」。逆に多くの日本人にとって、アラビア語の文字を見せられても「読んでしまわない」のは、「分からない」から。

でも、多くの人が、この「見える」と「分かる」の間に、「(心の中で)音に変える」というプロセスを挟んでいる。本来は「見たまま分かる」ができれば「読む」なのに、小学校で最初に教えられた「声に出して読みましょう」→「声に出さないで読みましょう」を30年、40年たった今も忠実に実行し続けているのだ。

この、心の中で音にしている人は、おおよそ 5人に 4人がやっているというデータがある。楽読の体験レッスンに来て、僕から言われて始めて「心の中で音にしている」ことに気づく人も多い。そして、この「心の中で音にする」プロセスが読書スピードを遅くしている。

そう、そのくらい僕たちは自分の「無意識」が、自分の思考や行動を制限しているということに無頓着で生きている

「楽読」は今時珍しくパソコンなどの機械を使わないでインストラクターが直接受講生を見るスタイルのスクールです。それは、個々人の「無意識」が制限している何百何千という思考や行動を、一つ一つ解きほぐしていくのが「人」にしかできないからなのだと僕は思います。

そして「読む」に絡まったあなたの「無意識の思考」を、一つ一つ解きほぐす過程で、同時に「仕事に対する」「お金に対する」「パートナーに対する」あなたの「無意識の思考」がほぐれていく。

例えば、「一文字一句読み落とさないで読まないと理解できない」という思考は、「読み落とすのはズルい」という、真面目な人に多い。ところが次のような一言で一瞬で目覚める人がいる。

ジーニー

「ケンブリッジ大学」と「ケンリブッジ大学」が一瞬同じに見えてしまうように、僕たちは案外「一字一句」なんて読んでいないんですね!

別に、飛ばし読みしろって言ってるわけじゃないんです。でも、「ケンブリッジ大学」という塊で読んで意味がわかれば、文章としては十分内容を理解できる、という証明になります。

あぁ、一字一句読まなくても意味わかるんですね!

そう思った瞬間、自分に許可が降りた瞬間から、そういう読み方ができるようになります。そうやって、許可がおりたところで、僕は受講生さんにスッとこんな一言を手渡します。

ジーニー

人はゆっくり読めば内容を理解できると思いがちですけど、実はゆっくり読んだ方が理解できなくなります。脳にはワーキングメモリという一時記憶回路があって、10秒ぐらいでその一時記憶が消えていくんです。本を読むと、この一時記憶に「蓄えながら」、「消しながら」文字を読んでいます。

ゆっくり読めば読むほど、一時記憶は忘れていくので…、この登場人物って誰だっけ?って前のページに戻ったりしませんか?

こういうのが「無意識の思考」の解きほぐしということになります。

この「無意識の思考」による自分に課している制約は、その人その人で違うし、大人ほど人生の長い長い経験の中で人格を作り上げてきたものが違うから、多くの速読教室が実践している「機械的トレーニング」は子供のように素直には入っていかない。それを解きほぐすのをお手伝いできるインストラクターがいるというのが、大人でも学べる速読スクール「楽読」なんですね。

AI時代は「読む」を通して自分を解きほぐす時代

本を読んでいくと、いままで頑固に自分の人生をかけて作り上げてきた、人格フレーズ(無意識の思考による制約)が解きほぐされる瞬間があります。

本って、誰かから「強く言われるもの」じゃなくて、自分から本に向かって取りにいくというスタンスの情報(プッシュではなく、プル型)なんですね。YouTube などは、画面から自分側に向かっているプッシュ型。Voicy もそう、スピーカーから自分に向かっているプッシュ型。情報としては取りに行っているかもしれないけど、その配信情報だけで見るとプッシュ型なんです。

ところが、本(文字)だけは別で、自分から情報を取りに行って影響を受ける仕組みになっている。この仕組みの面白い点は、本は受け取り手によって「自分に刺さる」ところが全然違う、ということ。自分が受け入れられること、気にしていること、そんな情報だけが入ってくるようにできている。

だから、本を読む人は、
✅ 自分の受け入れられる考え方をちょっとずつ広げながら
✅ 自分の信念を強化する「言葉」に出会い
✅ 自分の感情の揺らぎを生む「言葉」に敏感になる

そして、自分の想いをそうやって出会った数々の「言葉」で言語化できるようになっていく。それは、他人の言葉でありながら、そのまま「あなたの言葉」になっているのです。そうやって自分を形作る言葉を通して「あなたはどう感じる」という問いに明確に答えられるように成長していく。「読む」を通して、自分を自分自身で磨くことができるようになっていく。

そして、2022年11月に誕生した ChatGPT をはじめとするテキスト生成AIによって、自分の思考を AI という対話相手を通してより深く、より明確な言葉で掘っていくことができるようになってきたのです。

まとめ:「読む」と「AI」を通じて、人が人らしくある社会へ

4/30をもって「楽読」のインストラクターを卒業しました。ですが、その経験は AI を通して人が人らしくある社会を作るという、僕のビジョンにとって必要なパズルのピースでした。

「読む」については、「本を読めなかった僕がよめるようになったことで変わったこと」を伝えながら、AI時代にも人が鍛えるべき基本スキルの一つとして広めていこうと思います。「楽読」に興味がある人は、僕の信頼できるインストラクターを紹介できますので、お声がけいただければと思います。

そして、自分を知るためのツールとしての AI、あなたがあなたらしくいられるための AI との関わり方を、これからも探究しお伝えしていきます。

5/11 「読む」のイベントがあります!「人生を編む者たち 2024 in 銀座」

少し「読む」ということに興味は持てたでしょうか?

実は来週末 5/11 に銀座ブロッサムにて、作家 喜多川泰さんと、作家 森沢明夫さんのコラボ講演会が開催されます。主催は、インスタで28万人以上のフォロワーがいる「まめのき」さん。まめのきさんは、この講演会のために、30000字越えの電子書籍を書き上げ、参加者へ配布されています。

全てのスタッフが、「読む」を通じて人生を変えてきた人。ぜひ、その輪の中に足を運んでください。あなたがあなたらしくいられる人との出会いが待っています。

ChatGPTデイリーハックと AICLASS Begins

現在、週に3日 朝30分の時間を使って、ChatGPT をはじめとする AI ツールの活用を日常に落とし込む「ChatGPT デイリーハック」という学びの場を提供しています(月額 3,300円)。僕が ChatGPTをどんなふうに活用しているのか?今日のような自分を知るためのAIの使い方に加え、画像生成AIや、検索AI、さらには音楽生成AIに至るまで、僕だったらこう使うという視点で 30分を共に学び意見交換しています。

なにより、参加者の皆さんがどう使いたいのか?というのがわかるのも非常に学びになりますね。

興味のある方は、以下のLINE 公式アカウントから「デイリーハック詳細希望」とお知らせくださいね。

僕がこの AI という革新的技術の世界につねにアンテナをはりつづけられるように、上記 ChatGPT デイリーハックとは別に、運営している Facebook のグループ「AICLASS Begins」があります。僕自身のモチベーションのために運営しているので、このグループは無償提供しています。あなたの参加と反応が僕の栄養源です。

その性質上、AI と共に暮らす(CLASS)という前向きな人に参加してほしいので、僕からの招待制とさせていただいています。

このグループへの参加希望の方は、上記の LINE 公式アカウントから「FBグループ参加希望」とメッセージくださいね。


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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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