地震対策と心のケア:5回の大地震から学んだ教訓

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5回の大きな地震 – 経験からの学び

震源に近い、珠洲市、輪島市では多くの方が亡くなられ、今もギリギリの生活をされていると聞いています。令和6年1月1日に起きた能登半島地震で大きな被害を受けた珠洲市と輪島市の皆さまへ、心からの哀悼の意を表します。この試練の時に、皆さまの力強い回復を願っております。

実家のある岐阜県飛騨地方で揺れを感じた。昔から飛騨の人の間では「この土地は地盤が強いからあまり大きな地震は起きない」と言われている。その土地で震度5弱の揺れは、経験したことのないものだった。

かたや、新潟県民はたくさんの地震を経験してきている。新潟中越地震(2004)、新潟中越沖地震(2007)、東日本大震災(2011)、山形県沖地震(2019)、そして、令和6年能登半島地震(2024)。幸いにも私の住む土地では、震度5強ぐらいまでの震度で収まっており日常生活を維持させてもらってきた。

この記事は、そんなギリギリ日常生活が送れる環境下での行動や意識の保ち方で参考になることがあればいいと思い、私自身が5回の地震で気づいたことを書きます。

地震直後の長距離移動 – 必要な準備と心構え

移動前のルート検索 – 効果的な方法

今回、当初より1/2には飛騨地方から新潟県まで戻る予定がありました。この距離を車で移動せざるをえない場合は、高速での移動を第一候補にします。日本の高速道路には、高い災害復旧能力があるからです。

特に顕著だったのは、新潟中越沖地震(2007)。ズタボロになった道を1週間以内に回復させてきた高速道路関係者の努力と技術力があります。今回もその能力にかけることにしました。

1/1 16:10 の地震発生から、1/2 10:00 時点で富山〜糸魚川市付近までは通行止めでした。一般道の情報は入りにくいのと、約80kmの下道は何時間かかるかわからないため、長野県松本市経由で新潟入りすることにしました。この時点で、新潟県柏崎IC〜西山ICが通行止めでしたが、高速道路の災害復旧能力で通れるかもしれないという期待を込めて移動を開始しました。

高速道路は、物資運搬や緊急車両のルートにもなりますので、最優先で復旧に尽力してくださいます。選ぶ場合は高速を優先させた方がいいと感じます。もちろん、物資輸送の妨げになるのならばやむなく日を改めるか、別ルートを選択します。

今回も長野県内で赤色灯を回していない品川ナンバーの救急車を何台も目撃しました。DMAT(災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)の表記がありましたので、長野経由で被災地に向かっているのだと思います。

なお、高速道路は運営会社が分かれているので、かならず周辺の運営会社も調べてください。

例えば、新潟県内では「能生〜糸魚川」が通行止めとなっていましたが、それは NEXCO 東日本管轄だからです。糸魚川の先は NEXCO 中日本なので、両方を調べるか、全国の高速道路交通情報サイト「ドラとら」で全体像を把握されるのがいいと思います。

実際、柏崎IC〜西山IC間を通過する14:30ごろには、その30分ほど前に通行止めが解除されました。ですので、出発時に通行止めでも、諦めないで行けるところまで行くというのは一つの選択です。

逆に、いつも重宝している Google Map によるカーナビ機能は途中何度も一般道を迂回させようとルート変更してきたので、非日常時のルート案内はあまり当てにならなさそうです。ナビに従わず高速道路を信頼してみてください。

「今」を知るための情報源 – 信頼できるツールの選び方

現在、リアルタイムの状況を知ることができる検索エンジンは Yahoo! Japan です。ここでいうリアルタイムとは数十秒から1時間以内の「今」だと思ってください。たとえば、外出先で揺れたな?と思ったときに「津波を心配しなければならない状況なのか?」といったことは、テレビとほぼ同じリアルタイムで情報収集できるのは、ここになります。

リアルタイムのつぶやきで言えば、X(旧Twitter)が一番早いのですがXアカウントを持っていない人も見ることができるのが、「ヤフーリアルタイム検索」です。ヤフーリアルタイム検索の情報源はXです。

ただし、この時期は、フェイク投稿も増えやすいので過去の地震画像を使ったり、AI加工画像もあると思って冷静に情報収集してください。2024年現在、動画は証拠にも確証ある情報でもなくなりました。特にセンセーショナルな情報ほど、拡散は控えてください。

精神衛生の保ち方 – 地震後の心のケア

避難の必要がないと分かったらテレビは消すことをお勧めします。今はスマホの緊急地震速報が大切な情報は届けてくれます。

私は、普段テレビを見なくなってから、精神的にずいぶんと落ち着いたのですが、垂れ流しにしているテレビ放送は気づかないうちにメンタルを削いでいきます。あなたが、被災地に想いを寄せる優しい人であることはわかりますが、「あの地震で被災した人がかわいそうだよね」という共感を、口に出して触れ回ることで周りの方のメンタルも同時にすり減らしていきます。それこそ、気づかないうちに。

あなたが、被災地のみなさまを気の毒に思うのだとしたら、あなたのところで負の感情をストップさせてください。連鎖して拡大しないでください。あなたのところで、わずかな元気に変えて、次の方に回してください。「大丈夫、あなたが大変な分は私がガンバルから!」と心の中でつぶやき、防波堤になってください。今のテレビは情報を伝える以上に、感情を伝播させます。自分と自分の身の回りの人を心配するだけでよかった人が、今は全世界の「悲観」にさらされる時代になりました。

東日本大震災(2011)の時、翌日にはあらゆる CM が 公益社団法人ACジャパンの CM に変わりました。「あいさつの魔法」「金子みすゞのこだまでしょうか」いまではその CM 自体をトラウマのようにかかえている人もいます。

ところが、震災の数年後に関西以西のひとにこの CM の話をしたら、ほとんど知られていませんでした。あんなに四六時中流れていたのに…。その時に気づいたんです。知らないからこそ、あの時の絶望的な日本を支えていたのは西日本の人たちだったんだと。

あなたが「地震にあった人気の毒だよね」と共感の挨拶を振りまくことで、目の前の人が元気になるでしょうか?「元気出してね」と言われて、その言葉を受けた人の心に思い浮かぶ情景はなんでしょうか?あなたが「笑顔」でいること、以上に目の前の人に元気を与える行動は無いかもしれません。

あなたが「必要以上の情報に触れず」メンタルを良好に保ち、「必要以上に知らないこと」こそが誰かの力になるかもしれません。あなたができることは心配よりほかにあるかもしれません。東日本大震災で、あのCMを知らなかった西日本が日本を支えてくれたように、あなたが心をもって周りの人を支えてください。

まとめ – 現代における生き方の考察

私は昭和の生まれです。戦争を知りませんし、大きな地震も 2004 年の新潟中越地震まで知りませんでした。1995年の阪神淡路大震災はテレビの向こう側のできごとでした。人生の30年間を平和な時代の中生きてきたんです。

今地震によって、新型コロナによって、インフルエンザによって、健康な人でも亡くなる現実を目の当たりにしています。人は大切な何かに気づくために、わざと忘れます、無意識のうちに。

何のために忘れたのか?思い出すためです。
それが一番大切だと気づいたら、もう二度と忘れないから…。
(SHOGEN x ひすいこたろう「今日、誰のために生きる?」より)

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生きている今だからこそできること。あなたが本当にやりたいことは何ですか?
それを思い出すために、私は今「楽読」と「AI」を通して「自分自身の想いにつながる」ことを伝えています。


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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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