小説の力!記憶したいことに関わる小説じゃなくても記憶力がアガる理由

前回『記憶力に自信がない人にに朗報!
「実は小説が記憶に効く」ワケ』
というお話をしたところ

記憶したいことに関わる小説
なんてないんだけど
どうしたらいい?

という疑問の声が聞こえたので
今日は「それでも大丈夫!」
というお話。それじゃ行ってみよう!

目次

記憶したいことに関わる小説じゃない場合どうしたらいい?

ジーニー

前回は、小説の持つストーリーテリング(物語の力)が記憶力に効く!というお話でした。

そうは言っても、自分の覚えたいこととストーリーが結びついているような小説なんてないんだけど。

ジーニー

そうですよね、そんな都合のいい小説なんてないよね。
でも、実は内容はなんでもいいんです。

え?どういうことですか?

ジーニー

実は小説を読むということ自体が、「記憶の足場」を作っていることなんです。

記憶の足場?

「記憶の足場」

ボルダリングってありますよね、あの壁を上る競技の。(ちなみに、ボルダリングはフリークライミングの一つの種目になります。ロープを使うものが、ロープクライミング。そしてロープを使わないものがボルダリング、らしいです)

読書や記憶とボルダリングって似てるんです。もしも、壁にホールド(壁についている石みたいな突起物です)が無かったら、壁登れませんよね。同じように、僕たちもこのホールドに相当するものがなければ、本を理解することもできなければ、記憶をとどめておくこともできません。

たとえば、読書で言えば「ホールド」のひと種類を「ひらがな50音」としましょう。あなたが「ひらがな50音」に関する知識を持っていなければ、日本語の本を読むことはできません。そして、同様に「カタカナ50音」、「漢字」、「熟語」といったものが最低限本を読むのに必要な知識(足場)になります。これは、ボルダリングでは、ガッシリとつかめたり、足をしっかり置けるタイプの大きなホールドに相当します。

そして、ボルダリング初心者は指先がギリギリかかるくらいのホールドは、「自分には無理だ」と思って、見えてるけど見えてない(使えると思っていない)のです。

そこにあるのに、自分の体を支えるのに使うことはできない。ね、カンのいい人は話が見えてきた?

記憶って、陸の孤島みたいにあっても、意味がないですよね。

覚えてるんだけど、それを思い出せなければ覚えていないのと同じ。その記憶にたどり着くには、飛行機なのか、船なのか?泳いで行くための筋力なのか、そこにたどり着くための手段(足場)が必要になってくる。

島の周囲 50m の島に、飛行機でたどり着くことはできない。そんな時は、小型船舶かゴムボートでしょ?手段はたくさんあった方がいい。

小説という「体験の足場」

記憶の足場ができると、僕たちは「とある記憶」への移動手段を手に入れたことになる。

麻婆豆腐を食べたいと思ったら、1. 中華料理屋さんで食べる、2. 丸◯屋の麻婆豆腐の素を買ってきて作る、3. 味噌や豆板醤を調合して作る、4. コンビニで買ってくる、みたいな選択肢があるでしょ?

手段はいっぱいあった方が「とある記憶」にたどり着く確率は増える。記憶を引き出しやすくなるんです。

そして、小説である意味。

それは、主人公や登場人物の体験を未来永劫「記憶の足場」として使えるというのが、僕が小説をお勧めしている理由です。小説が「自分以外の立場の人の感情にトリガーを張ることができる共感力を磨く」ことができるというのが、その一つの理由。

そして、もう一つが「情動性記憶」という感情を記憶トリガーにすることができる、という理由。

足場の種類が違うんです。いままで、初心者だったから使えないと思っていた(見えているけど見えていなかった)ホールドを、記憶のトリガーに使う事ができるようになるんです。

まとめ

今朝も恒例の早朝読書会で「リーダーをやってくれって会社から言われて悩んでいる子供にかける言葉がなかった」と相談してくれた参加者さんがいました。

この話を聞いた時に、YouTube 講演家の鴨頭嘉人さんがマクドナルド時代に出会ったアルバイトの安西さんのエピソードを思い出しました。

お客さんでごった返す17:30の店舗。忙しさでギスギスしてくる時間に、安西さんは最高の笑顔で「おっはようございま〜す✨」と入ってくるんだそうです。もう、その一瞬で、空気が変わるくらいに。このストーリーはリーダーは立場ではなく、アルバイトでもそう振る舞えるのだ!ということを教えてくれます。
(「人生で大切なことはみんな マクドナルドで教わった/かも出版)

「リーダーをやってくれ」という時に悩むのは、僕も経験したことのある体験です。その記憶と「リーダーはしっかりしなければならない」を打ち消すこのストーリーが僕の中では結びついています。そして、この話を読書会参加者に伝える時に僕は、視覚的情報「あー、マクドナルドの本って赤と白だったよね〜」で、画面右端の本を一瞬で手に取り、上記のエピソードを紹介しました。

これ、いつも「ジーニーさんってどうしてそんなに一瞬で情報が出てくるんですか?」って驚かれるんですけど、本の表紙とかも「記憶の足場」として使っているからなんです。

そして、主人公のセリフだったりも、同じ感情にシンクロするために使ってる(情動性記憶)。つまり、いろんなホールドをつかって、今回の記憶にたどり着くようにしているんです。だから、本を読めば読むほど、記憶力は増して行くってワケ。

しかも、人間が持っているストーリー仕立ての方が記憶に残りやすい「物語回路」を使うから、自己啓発本を何十冊も読むより圧倒的に記憶に残る。でも、その両方を満たしてくれる作家さんが、喜多川泰さんの作品なんですけどね。人生に必要な考え方も、それを引き出すストーリーや、感情トリガーも、全部詰まっている。ぜひ一冊手にとって欲しい作家さんです。

本を速く読むだけじゃない。記憶との関わりや、共感力まで身について一生の財産になる速読「楽読」を全国対応のZoomで開催しています。興味のある方は、ぜひ LINE で繋がってくださいね。以下のリンクから直接、体験の申し込みもできます。

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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