小坂流加さんの小説
「余命10年」を
映画館へ観に行った。
ドラマ映画を
映画館で見るのって
何年ぶりだろう。
いや、金曜の朝とは言え
スクリーンに僕一人
完全貸切状態で見てきました
それはもう
導かれるように…
更新を確実に受け取る為に
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※ネタバレあるかも…
それは「桔梗」の2文字からはじまった
先日、インスピレーション
キーワードのことを書いた。
このブログのネタの源泉を
脳内に勝手に沸いてくる
「音」から拾っている感じがしたから
それを拾ってるんですよ、って話。
あ、言っておきますけど
特殊能力とか
じゃないです
多分。
人間って1日に
3万語ものインナーワード
簡単に言うと頭の中の独り言を
つぶやいてるって言われてる
大体、単語なんですよね、ソレ。
で、それを書き出してる。
なんでこれを書いたか
という話は、また別の機会に。
が、左上に小さく出てきた
「桔梗」の二文字
が気になってた。
花の名前だってことはわかってるけど
あまり出てこないじゃない?桔梗。
これを書いた翌日に
Amazon Kindle Unlimited に届いて
読み始めたのが
小坂流加さんの小説
「余命10年」
読み始めて数ページで
「桔梗」という
珍しいキーワードに辿り着く。
主人公、茉莉(まつり)の
お姉さんの名前。
そこから妙な
親近感を覚えて
「余命10年」を一気読み。
不思議な違和感の正体
実はこの作品を
読んでいる最中
すこし不思議な感覚を持ってた。
主人公の年齢が微妙。
20歳の夏、彼女は始めて人の死のリアルを見た。
そう、ハタチから
始まるストーリー。
大体、「余命10年」
なんて聞けば
10代の若い女の子が
とかが多そうなのに。
でも、読み終えて
著者プロフィールの一文に衝撃を受ける
本作の編集が終わった直後、
病状が悪化。
e=”font-weight:bold;”>刊行を待つことなく、
2017年2月逝去。
なるほど、と思った。
この本は小坂流加さんの
リアルだったんだと。
終盤にかけて
吐き出される言葉の数々が
妙にリアルだなと感じられた
その理由がここにあった。
映画化
ああ、映画化されてるんだ。
しかも、今やってるやつだ。
最近はテレビも見ないから
グーグル検索と同時に
世の動向を知ることになる。
あ、今朝、
楽読のレッスン
予約入ってないや。
映画見に行こう
と15分前に映画館行きを決めた。
平日の午前中とは言え
スクリーンには僕一人。
大スクリーンを
貸し切りという贅沢。
本から映画へ 〜検証〜
検証って言うのかな
本を読んでる時って
自分の勝手な想像で
絵ができあがってる
世界観・空気感。
正解はないけど
その「描き」の答え合わせ?
をしたくて映画を見に行く。
ハリーポッターとか
「描き」の確認めっちゃ楽しい。
アレは原作が細かすぎるから
小説読んだ直後に映画見ると
すっごい端折られている
感じがするけど。
本と違う世界
映画「余命10年」。
設定が本と違ってる。
開始5分で気づき始める
友人の沙苗がオタクじゃない?
主人公の茉莉の得意が絵じゃない?
ああ、そうか
これは別のストーリーなんだと。
でも、すごく
いい作品でした。
映像を作るって
監督さんだったり
演出さんだったり
それこそ原作の雰囲気を残しつつ
の難しい世界。
小松菜奈さん、坂口健太郎さん
そして、桔梗役の
黒木華さん。
ぜひ、映画を見た人は小説を。
全く別の景色が
目の前に広がるはずです。
そして、小説を読んだ人は映画を。
全く別の風景をn>
より深く「余命10年」を生きる
人の心の内を感じるはずです。
「感じる」ということ
邦画を映画館で見たのって
いつぶりだろう。
多分、床がギシギシいう
ちょっと古い怖めの映画館で
菅野美穂の「催眠」(1999) を
見て以来かもしれない。
そこに足を向かわせた
「桔梗」の二文字は
あらためて、すごいな、と。
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