孫泰蔵さんの「冒険の書」を読んでいる。
彼は小さい頃、たまたま暗算が得意で
それで「とても頭がいい」と褒められた
というエピソードを語ってくれています。
僕は早々に暗算ドロップアウトを
かましたので自分ができないことを
アウトソーシングしていく人生を選びました。
そう、能力は外に求めるんです。
今日はそんなアウトソーシングする
能力のお話しです。
「計算力」は優秀な人間の能力の一つ?
僕は小さい頃、たまたま暗算が得意でした。それで「とても頭がいい」と褒められました。「計算力」は優秀な人間の能力のひとつと見なされましたが、コンピュータがふきゅうした今となっては「計算力はもはや人間にとってそれほど重要ではない」ということに反対する人はあまりいないでしょう。
(孫泰蔵「冒険の書」P202より引用)
このブログを長く読んでくださっている方は
僕が小学校3、4年生ぐらいから
壊滅的に計算ができない子供で
夏休みの計算ドリルは泣きながら答えを写した
というエピソードをご存知かと思います。
そう、「電卓使って何がダメなの?」
と思ってた派なんですね。
もちろん、暗算能力にはあこがれましたよ。
でも、表計算ソフト(当時は Lotus 1-2-3 でしたね)を
みた時に、もういいか?と思えたのです。
〜 できないとバカになる信仰
親にはよく言われました。
「計算できないと困るぞ」
「漢字は覚えておけ。父さんは
何十年も前に覚えたのを今だに書けるんだよ」
いやいや、そりゃそうなんだけど
父さんはその漢字毎日読み書きしてるからでしょ?
って思ってた。
くしくも、小学校5年生にして、
我が家には、その父がパソコンを買ってくれて
「将来はパソコンの時代になる」と
思ってくれてたんですね。
おかげで、僕の中には
「将来は計算はパソコンがやってくれる時代が来る」
という考え方が自然と身についていきました。
(計算をやりたくない理由でしかないけど😂)
能力アウトソーシング
僕の錆びついた能力の一つに
書道があるんですが…
これも、あまりにも字がひどい
という心配から始めた書道を
たまたま高校3年まで続けていた
ということ。
いまでも、パソコン教室をやっていると
「あまりに字が汚いのでWordで綺麗に書きたいです」
といって、パソコン教室の門を叩かれる人も多い。
冒頭の「計算力はもはや
人間にとってそれほど重要ではない」というのも
計算力→電卓・Excel に
字を綺麗に書く力→Wordなどワープロソフトに
知識の豊富さ→ Google などで調べる力
論理的思考力 → AI
そして、長年かけて身につけてきた
僕のプログラミング、という能力さえ
今は AI に代替されようとしています。
(ChatGPT のプログラミング能力マジすごいです)
能力のほとんどが
自分でやるのではなく、
外に任せられるということに
あらためて気づくのです。
能力アウトソーシングに必要な力
すると、AI 時代にも必要な力が
目に見えてきます。
あくまでも私見ですが、
このAI時代に必要な力はこんなところかな?
- 感じ取る力
- AI が吐き出す大量のアイデアの中から「自分にとってこれが大切」と感じ取れる力。この力は、改めて「AIに質問する力」に変わります。
- 読む力
- ChatGPT の登場によって、AI とのやりとりを自然言語(話し言葉)で行うというのが、常識になりつつあります。1分で2000〜3000文字を吐き出すAIと同じスピードで、大量のAIアウトプットを読み取る力が生きてくるはずです。
- 妄想する力
- この部分はAIがやってくれたらいいのに、この部分はロボットが、この部分は人がやってくれたらいいのに〜!という妄想力がこれまでのプログラミング能力に置き換わっていくと感じます。
まとめ
今日は『AI時代に必要な「能力アウトソーシング」』と称して
能力はアウトソーシングしていけばいい
というテーマでお話ししました。
その結果、今僕たちに必要な力が
意外にも元から人が
もっていた力だと気づきました。
そして、この「感じ取る力、読む力、妄想する力」は
僕たち「楽読」のインストラクターが
最も大切にしている力でもあります。
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「情報を高速インプットする」だけの速読ではないんです。
感性を磨き、自分と周りの人の
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