本を閉じた後に広がる世界: 『エミリの小さな包丁』から学ぶ

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エミリの小さな包丁

今回読了した本は、マッチョで有名な作家😍、森沢明夫さんの「エミリの小さな包丁」。なんと最近19刷に達したそう。本の一刷は、最低1000部〜3000部は刷るでしょうから、この本がどれだけ多くの人に届いているかが分かる。

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私には武器がある。
キーンと音が鳴りそうなほどに研ぎ澄まされた出刃包丁だ。
斜め掛けにしたショルバーバッグの中にこっそり忍ばせて、私は今見知らぬ住宅街を歩いている。「あの人」が暮らしている街を、ゆっくり、ゆっくり、歩いているのだ。
(森沢明夫「エミリの小さな包丁」プロローグより)

そんな物騒なシーンから始まる作品。

この5/11に、作家喜多川泰さんと森沢明夫さんとのコラボ講演会が銀座で開催される。僕はその講演会に、スタッフとして参加することを決めている。その前に一冊でも多くの森沢さんの作品に触れておきたくて、今回読んだ本が「エミリの小さな包丁」だ。

一冊の本で100もの伏線を張る作家

偉そうに本のことを語る僕だが、2019年になるまで年間5冊も本を読まない人だったし、小説を読むようになったのも2020年のコロナ騒動がスタートした年からだった。

本から多くのことを学びたいと、ようやく自己啓発書やビジネス書をようやく読み始めた僕に、明確な学びを感じられる本として紹介してもらったのが喜多川泰さんの「福に憑かれた男」だった。Amazon で喜多川さんの本を買い始めるようになった僕に、オススメに上がって来た作家。その中の一人が森沢明夫さんだった。

「大事なことほど小声でささやく」「夏美のホタル」「津軽百年食堂」を読んで、言葉で世界を描く「小説家」の思考に触れてみたくなった。そんなときに目にしたのが「プロだけが知っている小説の書き方」という本。

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これは「小説家の目」を自分にインストールする本で「ハァ、小説家ってこんな視点で世界を見ているんだね」と随分感心させられた。

そんな森沢さんが、先日どこかで(読んだのか、聞いたのか忘れたけど…)こんな話をしてくださった。

「僕は伏線をいくつも張るんです。伏線だと分かるものもあれば、多分誰も気づかないだろうなぁというものまで。そんなに張る必要もないんだけど、僕はそれが楽しいので伏線を張っている。他の作品との間で張ることもある。100ぐらいは一つの作品の中で伏線を張っているんじゃないかな?」

はっきりした言い回しを覚えているわけじゃないけど、そんなニュアンスのことを語られていたのが印象的だった。だから「エミリの小さな包丁」も今回、その視点で読み進めていたんです。

回収に継ぐ回収のエピローグ

そして、張り巡らされた伏線は、エピローグで次々と回収されていく。

Aだと思っていたものが、実はBだった。そんな回収から、表紙の回収まで。

そっか、この表紙あのシーンだと思ったけど、別のシーンにも見えるんだね。表紙すら、伏線の一つだったんだと、あらためて感動しっぱなし。そして、冒頭の出刃包丁も見事に伏線回収という鞘に収まる。

まとめ

本当に作家さんごとに、独自の色があって小説というのはつくづく面白いと、半世紀を生きて初めて知ることになる。

そんな、森沢明夫さんと、喜多川泰さんのコラボ講演会が 5/11(土) に東京銀座ブロッサムにて行われます。私はスタッフ参加、ぜひお会いしましょう。

そして、作家 喜多川泰さんの新潟講演会が来週末! 4/20(土) に開催されます。なんと、九州からこの講演会のテーマを聞きたいと来てくださる方もいるのだとか…。嬉しいですね。

こちらも、スタッフとして参加します。

喜多川泰 講演会 in 新潟 2024
あなたに宿る無限の可能性
2024年4月20日(土)
秋葉区文化会館

一般チケット:3000円
18歳以下チケット:3000円(先着100名に書籍プレゼントあり)
お申し込みはこちら👇👇👇

【銀行振込専用】
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【クレジット専用】
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あなたにお会いできるのを楽しみにしています。

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この記事を書いた人

ジーニーのアバター ジーニー スピリITエヴァンジェリスト

「自力と他力、二つの力が共鳴する時、未来は無限に広がる」。テクノロジーとスピリチュアルの世界をブレンドし、それぞれの力を最大限に引き出す方法を伝える情報を提供しています。「わたしならできる」という自力、「あなたを数百数千倍に輝かせる」テクノロジーという他力。自分を信じ、テクノロジーを活用する一歩を踏み出しましょう。

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